大谷翔平が“フェンス破壊”直後…少年に2度目の幸運 勃発したヤ軍ファンとの争奪戦

ヤンキースファンとの“争奪戦”を制しボールをゲットした少年
【MLB】ドジャース 8ー5 ヤンキース(日本時間31日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、本拠地で行われたヤンキース戦に「1番・指名打者」で先発出場。6回の第3打席でこの日2本目となる22号本塁打を放った。ボールを手にしたのは14歳のフィッシャー・ハーゲンビューくん。「とても興奮しています。今までで最高の瞬間だと思います」。“大谷ボール”を手にするのはこれで2回目となった。
6回にこの日2本目となるアーチをかけた大谷。打球は右翼を守るアーロン・ジャッジ外野手の頭上を越え右翼席へ飛び込んだ。中継カメラマンを囲っていたフェンスに直撃。穴をあけると、打球は通路に転がり、ヤンキースファンとの争奪戦になった。
「キャッチできるようグラブをつけて、立ちながら観戦していたんだ。すると、僕の隣に(ボールが)跳ねたんだ。飛び込んでボールをホールドしたけど、ヤンキースファンも握り返してきたから、彼の手から取り返したんだ」
ドジャースのキャップを被ったハーゲンビューくんは野球少年で、リトルリーグで「2番・捕手」としてプレー。将来の夢は野球選手だ。「大谷の大ファンなんだ。キャッチできて本当に嬉しい。ケースに入れて、部屋に飾る。学校の友達や家族に自慢するよ!」と興奮気味に話した。
ハーゲンビューくんは昨年観戦に訪れた際、キャッチボールを終えた大谷が投げ入れたボールをゲットしているといい、大谷が関係するボールを手にするのはこれで2度目。「今回はホームランボールだから、間違いなくこっちの方が嬉しい!」と笑顔が止まらなかった。
(上野明洸 / Akihiro Ueno)