千賀滉大、7回途中2失点で降板…好投にNYファン拍手喝采　山本由伸抜き防御率1位に出現

ロッキーズ戦に先発

【MLB】メッツ ー ロッキーズ（日本時間1日・ニューヨーク）

　メッツの千賀滉大投手が31日（日本時間6月1日）に本拠地のロッキーズ戦に今季6勝目をかけて先発。7回途中まで7奪三振、2失点で勝ち投手の権利を手にして降板した。再び規定投球回数に到達し、防御率は1.60でドジャースの山本由伸投手を抜いてナ・リーグ1位に浮上した。

　初回先頭打者のベックはカウント1-2から打者が準備せずピッチクロック違反で自動的に三振という珍事からの幕開け。続くトーバーに決め球のフォークを拾われて左翼席に3号ソロを被弾した。だが、後続を2者連続の空振り三振に仕留め、崩れなかった。

　味方打線の援護で逆転すると、2回から6回までは無安打無四球という完璧な投球でスコアボードにゼロを並べ続けた。7回に2つの四球を与え、左前適時打を浴びて2点目を奪われたところで交代。観客からは大きな拍手を浴びた。6回1/3で92球を投げ、2安打2四球、7奪三振という見事な内容だった。

　前回登板は25日（同26日）の本拠地でのドジャース戦。初回に大谷翔平投手に先頭打者弾を浴びたが、5回1/3を1失点、5奪三振に抑えて今季5勝目を挙げていた。ナ・リーグ防御率は2位の山本が1.97で、日本人同士でトップを競っている。

（Full-Count編集部）