ジャッジ、1試合2発の21号…トップの大谷に肉薄1差 ド軍全員得点に対し孤軍奮闘

「2番・DH」で先発出場
【MLB】ドジャース ー ヤンキース(日本時間1日・ロサンゼルス)
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が31日(日本時間6月1日)、敵地で行われたドジャース戦に「2番・DH」で先発出場。ライバル大谷翔平投手の前で1試合2発目となる21号ソロを8回に放ち、大量点差の中で意地を見せた。
昨年のワールドシリーズで激突した両軍の対決で、またしても豪快弾を見舞った。この日2本目となる21号は14点差の大量リードを許した8回1死の第4打席、クリス・ストラットン投手のカーブを左翼席に運んだ。打球初速107.9マイル(約173.65キロ)、飛距離425フィート(約129.54メートル)、角度35度の一発だった。ドジャースはチーム全員が得点を記録する打線爆発の一方、ヤンキースでは全ての得点を1人で挙げる孤軍奮闘となっている。
この日1本目となる20号ソロは、チームが10点をリードされた苦しい展開で迎えた4回の第2打席に飛び出していた。ランドン・ナック投手の92.3マイル(約148.5キロ)の直球を軽々と左翼席へ運び、これで5年連続8度目の20本塁打到達となった。
前日の30日(同31日)には打席に立つと敵地のファンからは強烈なブーイングを浴びたが、初回にいきなりバックスクリーンまで運ぶ特大の19号。大谷にも21号と22号が飛び出す昨季両リーグMVP同士の打ち合いに、ファンは大盛り上がりの展開となった。同試合では5打数2安打で、守備でも鮮やかなダイビングキャッチを披露するなど存在感を示していた。
メジャートップを走る大谷とカル・ローリー捕手(マリナーズ)に1本差に迫る一発。また、打点でもア・リーグ1位のラファエル・デバース内野手(レッドソックス)を猛追する。試合前の時点で打率.392、83安打、出塁率.486、OPS1.236はメジャーで断トツ。今季はこれでシーズン59発超えのペースとなった。
3、4月は31試合に出場し打率.427、10本塁打、32打点、OPS1.282と絶好調。自身10度目となる月間MVPに選出されていた。2022年にはア・リーグ新記録の62本塁打を放ち、大谷(当時エンゼルス)を上回ってMVPを受賞。昨季は58本塁打&144打点でメジャートップを記録し、2度目のMVPを獲得した。