大谷翔平は「いい状態」 捕手は太鼓判…最速156キロ剛速球でバット粉砕&見逃し三振

ライブBPに登板したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ライブBPに登板したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

バッテリーを組んだラッシングが語った

【MLB】ドジャース ー ヤンキース(日本時間1日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は5月31日(日本時間6月1日)、本拠地のヤンキース戦前に実戦形式の投球練習「ライブBP」に登板した。29球を投じて、安打性の当たりは2本、1四球だった。バッテリーを組んだダルトン・ラッシング捕手は「彼は球種を全て投げた。良く見えたよ」と振り返った。

 大谷はマイナーの2選手と対戦。1人目に対戦した左打ちのマイナー選手に対しては8球目でバットを粉砕。投手ゴロに仕留めた。右打ちの2人目は4球目で一ゴロに。2度目の対戦となった左打者にはストレートの四球。途中で「あぁ」と納得いかない様子の声もあげた。まずは1イニング想定で16球を投げた。

 2イニング目ではセットポジションから投球。右打者には4球を投じて見逃し三振。左打者は3球目を捉えられたが“遊撃正面”への当たりだった。続く右打者には3球目を右中間に運ばれた。最後の左打者との対戦ではノーワインドアップに戻したが3球目を左前打された。

 ボールを受けたラッシングは「95(約153キロ)~97マイル(約156.1キロ)くらいかな?」と球速を説明。「彼は今いい状態だ。ボールの出方もいいし、今はすべての球種に自信を持っているように見える」と振り返った。

 前回は打席に立ち、今回は捕手として投手復帰を目指す大谷のボールを体感した。「投手として、それ(自信を持つこと)がこの先ある意味一番重要なことだと僕は思う。そしてより多くの打者を対戦し続ければ、試合で投げるための準備がしやすくなるだろうね」と話した。

 大谷は2023年9月の右肘手術後、2度目の実戦登板。641日ぶりの実戦登板となった前回25日(同26日)は最速97マイル(約156.1キロ)をマーク。スイーパー、スプリットも投じ、打者延べ5人を相手に安打性1本、2三振を奪う内容だった。

(Full-Count編集部)

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