大谷翔平の登板は「本当にポジティブ」 指揮官も納得…全球種を試し「いい状態」

ロバーツ監督「もう少し制球力が良かったらと彼は思っている」
【MLB】ドジャース ー ヤンキース(日本時間1日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は5月31日(日本時間6月1日)、本拠地のヤンキース戦前に実戦形式の投球練習「ライブBP」に登板した。ダルトン・ラッシング捕手と組んで、29球を投じた。デーブ・ロバーツ監督は「いい状態で終わった」と振り返った。
指揮官は「30球ほど投げて全球種を使った。いい状態で終わったと思う。それが一番大事なことだ」と納得の表情をみせた。大谷が制球に納得がいかない様子で「あぁ」と声を出す場面もあったがロバーツ監督は「もう少しだけ制球力が良かったらいいのになと彼は思っていると、私は感じている。しかしながら、ショウヘイにとって本当にポジティブな日だ」と前進していることを強調した。
大谷はマイナー所属の選手と対戦。1人目の左打ちの選手に対しては8球目でバットを粉砕。投手ゴロに仕留めた。右打ちの2人目は4球目で一ゴロに。2度目の対戦となった左打者にはストレートの四球。まずは1イニング目を想定して16球を投げた。
2イニング目ではセットポジションから投球。右打者には4球を投じて見逃し三振。左打者は3球目を捉えられたが“遊撃正面”への強い当たりだった。続く右打者には3球目を右中間へ。最後の左打者との対戦ではノーワインドアップに戻したが3球目を左前打とされた。
2イニングを想定して16球、13球の計29球。受けたラッシングによれば、全球種を試し、体感で95〜97マイル(約152.8〜156.1キロ)を計測していたという。打席結果は投ゴロ、一ゴロ、四球、見逃し三振、遊直、右中間二塁打、左前打だった。投げ終えるとマウンドでデーブ・ロバーツ監督、ラッシングらと話し合って状態を確認した。
(Full-Count編集部)