大谷翔平の二刀流復帰へ「まだ先は長い」 実戦登板に満足も…指揮官は慎重な姿勢

中5日で2度目のライブBP29球…投球数は今後増えていく方向性
【MLB】ドジャース ー ヤンキース(日本時間1日・ロサンゼルス)
2度目のライブBPを終えても、まだまだ慎重だ。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は31日(日本時間6月1日)、本拠地のヤンキース戦前に2度目の実戦形式の投球練習「ライブBP」に登板した大谷翔平投手の実戦復帰について言及。「まだ先は長い」と慎重な姿勢を示した。
大谷はこの日、マイナー選手を相手に計7打席、29球を投じた。打席結果は投ゴロ、一ゴロ、四球、見逃し三振、遊直、右中間二塁打、左前打だった。受けたダルトン・ラッシング捕手は体感で95〜97マイル(約152.8〜156.1キロ)を計測したと明かしていた。
2イニングを想定しての投球となったが、ロバーツ監督は「まだ5~6回(イニング)くらい投げられるようにならないといけない。だから、(投手復帰まで)まだ先は長い」と語り、実戦復帰には慎重な考えを示した。
それでもこの日の大谷の投球については「30球ほど投げて全球種を使った。いい状態で終わったと思う。それが一番大事なことだ」と納得の表情。「スプリングトレーニングの時は、球速だったり、ただ直球を投げたり、いい制球とかそういう段階だった。今は、スイーパーやカーブ、スプリットも使えている。全球種を使えている」と述べ、「スプリングトレーニングの時の状態より、はるかに優れていることは確実だ」と明るい表情をみせた。
今後もライブBPで投げるたびに球数を増やしていく方向性を問われると「そうなると思う。土曜日にまた2回分ほど投げることになるのかどうか、それとも3回にするのか。その辺ははっきりとはわからない。しかしながら、プログラム的にはそういう感じだろう」と述べた。
指揮官は24日(同25日)の段階でも二刀流復帰は7月15日(同16日)のオールスター戦後になる意向を示していた。
(Full-Count編集部)