「4番じゃないのか」球界OBが中日・細川の“打順”に疑問 評価した能力「3割30本狙える」

中日・細川成也【写真:小池義弘】
中日・細川成也【写真:小池義弘】

中日の4番候補、石川昂弥と細川成也に助言

 元DeNA監督アレックス・ラミレス氏のYouTubeチャンネル「ラミちゃんねる」に、昨季まで中日1軍ヘッドコーチなどを務めた片岡篤史氏が出演。貧打が課題となっている中日の4番について意見を交わした。

 片岡氏はPL学園高で同期だった立浪和義氏が中日の監督に就任した2022年に2軍監督に就任。2024年には1軍ヘッドコーチを務めたが、打線の弱さが響き、中日は3年連続最下位に終わった。

 井上一樹新監督は、開幕から13試合まで石川昂弥内野手に4番を任せるも結果を残せず。細川成也外野手も負傷で離脱し、中日は4番を固定できていない。

 ラミレス氏は、昨年に打率.292、23本塁打と好成績を残した細川が、開幕直後には4番ではなく6番で起用されていたことを疑問視。片岡氏に「ここ2年で細川が安定した成績を出して、今年は6番で使い始めたことについてどう考える?」と直撃した。

 片岡氏はうなずくと、現在の首脳陣の方針として「石川昂をクリーンアップで育てたかったというにもあると思う」と言及。それでも、最近2年間の2人の成績を比較して「細川としてみれば、俺が4番じゃないのかっていう気持ちは多少あったでしょうね」と慮った。

 ラミレス氏は「え? 6番? なんで?」と細川の気持ちを代弁。石川昂の課題として「バットが細くてあまりパワーが出ないんじゃないかな」と指摘した一方、細川に対しては「安定的に3割30本の大台を狙える」「ポテンシャルは日本の4番になれる」と、その実力を高く評価した。

 さらに細川について「4番で使い続けた方が、彼はモチベーション的にも期待に応えてくれるんじゃないかな」と期待を込めた。片岡氏は「得点圏やチャンスで最低限外野フライが欲しい時に、凡打の仕方のイメージが悪かったのかもしれない」と課題を挙げた。

【実際の動画】細川成也は「なぜ6番?」ラミレス氏が疑問視した采配に持論

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