山本由伸、不調は「小さなズレ」…今季最短KOを反省「本当に悔しい気持ち」

3回2/3を投げて7安打2奪三振4失点で4敗目

【MLB】ヤンキース 7ー3 ドジャース（日本時間2日・ロサンゼルス）

　ドジャースの山本由伸投手は1日（日本時間2日）、本拠地でのヤンキース戦に先発。3回2/3を投げて7安打2奪三振4失点で4敗目を喫した。防御率は2.39となり、リーグ3位に後退。「何とか立て直そうとしたけど、最後までいい投球はできませんでした」と振り返った。

　宝刀スプリットにいつものキレがなく三振は2個。「スプリットだけじゃなく他の球種もうまくコントロールできなかった」。3四球を与えるなど持ち味の制球力がいまひとつで球数がかさんだ。

　山本は初回2死一、二塁からドミンゲスに左前適時打を許して先制点を献上。さらに四球で満塁のピンチを背負ったが、ウェルズを二ゴロに仕留めた。ただ初回だけで28球を要するなど苦しい立ち上がりだった。

　ジャッジとの対戦は「一発があるので慎重に投げました」。3回は先頭で対戦して歩かせると、ライスに2ランを被弾。その後も連打を浴び、ワイルドピッチで4点目を奪われた。4回1死一塁からジャッジを中飛に打ち取ったところで球数が96球に達し、今季最短の3回2/3での降板だった。

　ここまでの調整については「シーズンの中ではうまくいくこともあれば、うまくいかないこともありますし、特に調整を変える必要があるとは思っていないです」と説明。普段と違って制球が定まらなかったが「試合前のブルペンは凄く良かったし、本当に小さなズレですね」と振り返った。

（Full-Count編集部）