山本由伸に起きた異変 ヤ軍番が指摘した“らしくなさ”、CY賞級躍動を止めた2つの問題

制球に苦しみ3回2/3で96球…宝刀スプリットも冴えず
【MLB】ヤンキース 7ー3 ドジャース(日本時間2日・ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手は1日(日本時間2日)、本拠地でのヤンキース戦に先発。3回2/3を投げて7安打2奪三振4失点で4敗目を喫した。防御率は2.39となり、リーグ3位に後退。ヤンキースの担当記者も山本の出来に言及した。
宝刀スプリットにいつものキレがなく三振は2個。3四球を与えるなど持ち味の制球力がいまひとつで球数がかさんだ。
地元紙「ニューヨーク・デイリーニュース」のヤンキース番ゲイリー・フィリップス記者は自身のX(旧ツイッター)に「ヨシノブ・ヤマモトは3回2/3を投げて降板した。制球に苦しみ、(今日は)最高のスプリットを持っていなかった」と投稿した。
山本は初回2死一、二塁からドミンゲスにスプリットを投じるも、左前適時打を許して先制点を献上。さらに四球で満塁のピンチを背負ったが、ウェルズを二ゴロに仕留めた。ただ初回だけで28球を要するなど苦しい立ち上がりだった。
3回は先頭のジャッジを歩かせると、ライスにスプリットを捉えられ2ランを被弾。その後も連打を浴び、ワイルドピッチで4点目を奪われた。4回1死一塁からジャッジを中飛に打ち取ったところで球数が96球に達し、今季最短の3回2/3での降板だった。試合前まで防御率1.97と、今季の快投を大きく支えてきた絶対的な武器が機能しない代償が、結果につながってしまった。
(Full-Count編集部)