巨人エースの“現状”にOBが指摘 解消されない課題…「108」「107」が示す意味

巨人・戸郷翔征【写真:矢口亨】
巨人・戸郷翔征【写真:矢口亨】

高橋尚成氏、YouTubeチャンネルで戸郷の状態を解説

 巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が、自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。今季ここまで1勝にとどまっている戸郷翔征投手の完全復活へのポイントに言及した。

 戸郷は開幕投手を務めたが5回4失点(自責2)で勝ち負けつかず。4月4日は3回3失点、同11日は4回途中10失点(自責9)の大乱調で2軍調整となった。5月5日に1軍復帰後もなかなか白星をつかめず。同25日のヤクルト戦でようやく今季初勝利を挙げた。

 今季8試合で1勝4敗、防御率5.68と完全復活にはまだまだの状態。初勝利を挙げたヤクルト戦は6回108球を投げて2失点で、高橋氏は「戸郷投手にしては球数が多い。その球数なら7、8回までいってほしい。ストレート系の精度がもう少しなのかな。ファウルで粘られて球数が多くなっている。改善する余地がある」と指摘した。

 収録は1日の中日戦前だったが、その中日戦も5回2/3を1失点と好投したものの107球を要して降板。まだ課題は解消されていない状況で、高橋氏は「勝ちがつかないと焦ってくる。余裕がなくなってくる」と投手心理を説明した。

「いい時は三振取れる。空振りも取れていない。空振りを取れたり、1球でしっかり打ち取れる球が出てくると自分優位になってくる」と今後の改善を期待。「今まで抑えられてきたのに抑えられない。『〇〇しちゃいけない』じゃなくて『〇〇しよう』という気持ちの転換も必要」と強調していた。

(Full-Count編集部)

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