最下位ロッテが配置転換「移行することが今、必要」 サブロー2軍監督が1軍ヘッドへ

2軍監督へ配置転換が発表された福浦和也1・2軍統括打撃コーディネーター【写真:小林靖】
2軍監督へ配置転換が発表された福浦和也1・2軍統括打撃コーディネーター【写真:小林靖】

福浦コーチが2軍監督、金子コーチは1軍チーフ守備走塁コーチ

 ロッテは2日、チーム体制の強化のためサブロー2軍監督兼統括打撃コーチが1軍ヘッドコーチに配置転換されると発表した。金子誠1軍戦略コーチが1軍チーフ守備走塁コーチに、福浦和也1・2軍統括打撃コーディネーターが2軍監督となる。

 昨年3位のロッテは、今季48試合を戦い17勝31敗の借金14。5位の楽天から5.5ゲーム差の最下位に沈んでいる。チーム123得点はリーグ最少、チーム防御率3.35はリーグワーストと投打とも苦しい戦いを強いられている。

 現役時代に「つなぎの4番」として活躍したサブロー2軍監督兼統括打撃コーチは、現役引退後はロッテの球団スペシャルアシスタント、楽天のファームディレクターなどを歴任。2023年にロッテ2軍監督となり、若手の育成などに尽力してきた。

 今季から2軍統括打撃コーチも兼任。入団2年目の寺地隆成捕手ら若手が1軍に増えてきており、ヘッドコーチとしてチームを強化していくことになった。

〇松本尚樹球団本部長コメント
「交流戦に入るタイミングに体制強化を目的とした配置転換を行うことになりました。今年はここまでヘッドコーチを置いていませんでしたが、サブロー2軍監督を配置します。現在、若い選手が1軍に多く、彼らのことをこれまでずっと見てきており長所やどのようなアプローチをすれば力を発揮できるかもよく分かっていると思っています。また得点力不足に悩んでいる現状において様々な攻撃の形を監督に提案していただくことでサポートしてもらいたいと思っています。マリーンズが、ここから勝ち上がっていくことを目指す中で、この新しい形に移行することが今、必要であり、体制強化に直結すると判断し、吉井監督と話をして、実施することにしました」

〇吉井理人監督コメント
「ヘッドコーチには特に、ここまで苦戦している打線の強化、得点力アップに関しての取り組みに期待をしています。また今、1軍にいる若い選手たちをこれまでずっと見ており、誰よりもわかっているので、そういう部分でも様々なアプローチ、アドバイスをお願いしたいです。明日から交流戦なので、まずはここで新しい体制の中、全員の力を出し切って、しっかり戦って、一つずつ勝っていきたいと思います」

(Full-Count編集部)

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