マリナーズ、背番号51を異例のダブル永久欠番に イチロー氏とランディ・ジョンソン氏…球団発表

5度のCY賞に輝いたジョンソン氏の「51」もマリナーズの永久欠番に
マリナーズは2日(日本時間3日)、ランディ・ジョンソン氏の背番号51を2026年シーズンに永久欠番とすることを発表した。球団5人目で、51番はイチロー氏とともに2人の永久欠番となる。
ジョンソン氏は2メートル8センチの長身で“ビッグユニット”の異名を取る。マリナーズ、ダイヤモンドバックスなどで活躍し、通算303勝をマーク。5度のサイ・ヤング賞に輝き、メジャー史上2位となる4875奪三振を記録している。2015年には背番号51はダイヤモンドバックスの永久欠番となっていた。
ジョンソン氏は1985年にエクスポズ(現ナショナルズ)からドラフト指名を受けて入団。1989年にトレードでマリナーズに移籍すると、1998年途中に移籍するまでに7度の2桁勝利を記録。1995年には18勝2敗、防御率2.48の成績を残し、チームを初のポストシーズン進出に導いた。同年は最多奪三振、最優秀防御率のタイトルを獲得して自身1度目のサイ・ヤング賞を獲得した。
ジョン・スタントン球団社長は「MLB史上最も偉大な投手のひとりであると同時に、我が球団の歴史において最も重要な人物のひとりです」「彼の功績は永遠に記憶され、その背番号51が永久欠番として称えられることになります」とコメントした。
マリナーズは1月にイチロー氏の51を永久欠番とすると発表。球団では全球団共通であるジャッキー・ロビンソン氏の42、ケン・グリフィーJr.氏の24、エドガー・マルティネス氏の11、イチロー氏に続き5人目となった。球団内で同じ番号が永久欠番となっているのは、ヤンキースの42(ロビンソン氏とマリアノ・リベラ氏)などがあり、イチロー氏とジョンソン氏で7ケース目となった。
(Full-Count編集部)