西武25歳は「いずれメジャーに」 元MLB戦士が指名…“スター候補”は「全て整っている」

井口資仁氏はWソックスなど3球団計4年間メジャーでプレーした
日本プロ野球名球会が運営する公式YouTubeチャンネル「名球会チャンネル」に、前ロッテ監督で現役時代はメジャー3球団でもプレーした井口資仁氏が出演した。現在日本球界で注目する2人の選手について語り、将来的なメジャーでの活躍にも期待した。
ダイエー(現ソフトバンク)から海を渡り、ホワイトソックス、フィリーズ、パドレスと3球団で計4年プレーした井口氏。「僕が今年一番注目している選手は西武の西川(愛也)選手」と8年目の25歳外野手の名前を挙げた。
「バットコントロールでいろいろな球にしっかりアプローチできるし、出てきたときもいい選手だと思いながら見ていましたけど、キャンプを見て体つきもかなり大きくなって長打も出そうで、走攻守全てに整った選手。こういう選手がいずれメジャーに挑戦していくのかなと思いながら見ています」と高く評価した。
また「楽天の宗山(塁)選手。久々にショートで打てて守れてという選手が出てきた。楽天の中で核となる選手にすでになりましたし、これから二遊間でメジャーを目指すということでかなり候補に上がってくる選手なのではと思います」。ドラフトで5球団が競合した22歳は、現役時代に二塁手として3度のゴールデングラブ賞を誇る井口氏の目にも留まる逸材だ。
とはいえまだルーキーだけに「NPBで1年間出続けて体力や体つきがまた大きくなってくると思いますので、そのあたりじゃないですかね」と課題もある。それでも「非常にバットコントロールの柔らかさ、追い込まれてのアプローチを得意としている選手ですし、守備でも柔らかさがある。高い目標を持ってやってもらったらいい。(試練は)夏場くらいでしょうね。ただ仙台で天然芝でプレーしているので、そういう意味ではメジャーに挑戦するにはいい準備なのではと思いますけど」と笑っていた。