大谷翔平、長嶋さん追悼23号でMLBトップタイ浮上 何度もうなずき確信…129m特大弾

インスタで「心よりご冥福をお祈りいたします」…自己最多62発ペース
【MLB】ドジャース ー メッツ(日本時間3日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地で行われたメッツ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、第4打席に3試合ぶりの23号ソロを放った。豪快な一発に球場は大興奮に包まれた。
初回の第1打席、3回の第2打席は空振り三振に倒れた。0-2の5回2死一、二塁と一発逆転の好機で迎えた第3打席は外角チェンジアップに手を出し二ゴロに倒れた。しかし0-2の7回2死で迎えた第4打席、クラニックの初球のカーブを完璧の捉えて右翼ブルペンへ。打った瞬間に確信したように何度もうなずいた。打球初速113.9マイル(約183.3キロ)、飛距離424フィート(約129.2メートル)、角度38度だった。
23号はカル・ローリー(マリナーズ)に並び両リーグトップ。リーグではカイル・シュワーバー(フィリーズ)に4本差をつけ断トツだ。これで自己最多の62発ペースとなった。
日本時間3日午前6時39分、肺炎のため、巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんが死去した。大谷は試合前に自身のインスタグラムを更新。3月の東京シリーズで撮影した長嶋さんとのツーショット写真や和やかな雰囲気で話すカット、さらには肩を組んでにこやかな笑顔をみせている計3枚の写真も載せ「心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼していた。長嶋さんに捧ぐ一発となった。
5月は自己最多タイとなる月間15本塁打をマーク。27試合で打率.309、27打点、OPS1.180を記録し、月間MVPの候補となっている。前日1日(同2日)のヤンキース戦では4打数無安打に封じられていたが、6月初アーチで再び上昇していく。