60年来の友人…元ド軍オーナーが長嶋さん悼む 出会いを回顧「到着から帰国まで全てを手配」

ピーター・オマリー氏「私にとってとてもつらいことです」
巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんが3日午前6時39分、肺炎のため、都内の病院で死去した。89歳だった。ドジャース元オーナーのピーター・オマリー氏が「シゲオ・ナガシマさんのご逝去は私にとってとてもつらいことです」などの追悼コメントを出した。
オマリー氏が長嶋さんと初めて会ったのは1961年にフロリダ州ベロ・ビーチにあるドジャータウンでスプリングトレーニングが行われた時だったという。「私の父に『トウキョウ・ジャイアンツの面倒を見てくれ』と言われ、私の仕事は到着から帰国まで全てを手配することでした。私たちは(その後)60年間以上も友情が続いていました」と回顧した。
「1967年と1971年にミスター・ナガシマとジャイアンツはスプリングトレーニングの拠点としてドジャータウンに戻ってくださり、両シーズンで日本シリーズを制覇されました。1975年にはジャイアンツの監督としてドジャータウンに(再び)戻ってくださいました」と思い出を挙げた。
そして「私たちは国際野球についてよく語り合いました。それは私がトウキョウで彼に会った時にも、何年にも渡り続きました。私の思いはナガシマ家、そして日本にいる沢山の野球ファンとともにあります」と思いを馳せた。
オマリー氏は1979年から1998年までドジャースのオーナー(1970年から1998年までドジャースの球団社長)を務め、2012年からパドレスの少数オーナーを務めている。
(Full-Count編集部)