102億円契約も早くもSV失敗5度目…ド軍スコットにLA記者落胆 絶望の“.581”に嘆き

ドジャースのタナー・スコット【写真:Getty Images】
ドジャースのタナー・スコット【写真:Getty Images】

スコットは今季5度目のセーブ失敗

【MLB】メッツ 4ー3 ドジャース(日本時間3日・ロサンゼルス)

 ドジャースは2日(日本時間3日)、本拠地のメッツ戦に3-4で敗れた。9回に大谷翔平投手の犠飛で同点としたものの、延長10回に守護神のタナー・スコット投手が痛すぎる2失点を喫した。不振が続く左腕に対し、米記者は抱える“課題”を指摘している。

 劣勢の展開の中、大谷の犠飛で試合を振り出しに戻したドジャース。無死二塁から始まる延長10回にはスコットを起用した。しかし、先頭のアルバレスに勝ち越し二塁打を浴びると、リンドーアにも適時打を許していきなり2失点。本拠地はブーイングがこだました。

 スコットはその後どうにか追加点は与えなかったものの、裏の攻撃でナインは1点を返すのが精一杯。スコットには今季2敗目がついた。試合後は、乱調が続く守護神が“戦犯”としてLA記者たちは厳しい声を寄せた。

 米スポーツ局「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者は「タナー・スコットが延長10回に2点を許した。ドジャースとしての28登板は防御率4.72だ」とし、「相手打者は彼の速球に対して長打率.581を記録している」と持ち味である快速球が不発な現状を指摘した。また、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番、ジャック・ハリス記者は「タナー・スコットが10回に苦しみ、2敗目を喫した(5度目のセーブ失敗となった)」と嘆いた。

 マーリンズ時代の2023年に74試合で防御率2.31、昨季は2球団で72試合に投げて防御率1.75と圧倒的な成績を残した左腕。過去2年の勝利貢献度WAR7.9は救援投手1位で、オフに4年7200万ドル(約102億円)の大型契約を手にした。しかし、5月下旬からは乱調が続き、期待に応える投球ができていない。

(Full-Count編集部)

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