痛恨黒星のド軍スコット「何度も失投を…」 応えられない102億円契約…防御率4.72&もう2敗目

ドジャースのタナー・スコット【写真:Getty Images】
ドジャースのタナー・スコット【写真:Getty Images】

延長10回に登板するも2者連続で適時打を浴びる

【MLB】メッツ 4ー3 ドジャース(日本時間3日・ロサンゼルス)

 肩を落とすしかなかった。ドジャースは2日(日本時間3日)、本拠地のメッツ戦に3-4で敗戦。9回に大谷翔平投手の犠飛で同点としたものの、延長10回に守護神のタナー・スコット投手が2失点を喫した。左腕は「何度も失投をしてしまった」と不甲斐ない投球に目を赤くした。

 0-2の7回に大谷が23号を放って1点差に迫ると、9回には再び大谷が犠飛を放って試合を振り出しに戻した。しかし、無死二塁から始まる延長10回、マウンドに上がったスコットが大誤算だった。先頭のアルバレスに勝ち越し二塁打を浴びると、リンドーアにも適時打を許していきなり2失点。本拠地ファンはブーイングを浴びせた。

 試合後の取材に応じたスコットは「何度も失投をしてしまった。特に低めの所。違う所に投げないといけなかった。狙った所に投げ切ることができなかった」と自身のピッチングに納得できない様子。「メカニックの問題だ。同じことを何回も繰り返してしまっている。頑張って追いついた展開だっただけに、フラストレーションが溜まっている。思い通りにはいかなかった」と唇を噛んだ。

 ここ最近は登板のたびに失点を繰り返し、5月17日(同18日)まで1点台だった防御率は4.73まで悪化した。「やり続けること。そして、全てにおいて見つめ直すこと。マーク(・プライアー投手コーチ)、コナー(・マクギネス投手コーチ補佐)、バード(ブルペンコーチ)と話し合いをして問題点を見つけたい」と、スコットは長く続くスランプの糸口を見つける覚悟を口にした。

(Full-Count編集部)

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