大谷翔平が23号で到達した“前人未到”の記録 米記者も驚愕…ダブル更新の衝撃

メッツ戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
メッツ戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

チーム60試合で23号…年間では62HRペースに浮上

【MLB】メッツ 4ー3 ドジャース(日本時間3日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地のメッツ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、7回に3試合ぶりの23号ソロを放った。再び両リーグトップに並ぶ豪快な一発。ドジャース、そしてメジャー史に刻まれる記録的な本塁打でもあった。

 0-2の7回2死で迎えた第4打席、クラニックの初球カーブを完璧に捉えた。大谷は打った瞬間に確信したのか、何度もうなずきながらダイヤモンドを一周。打球初速113.9マイル(約183.3キロ)、飛距離424フィート(約129.2メートル)、角度38度の一撃が右翼席に突き刺さった。

 今季23号とし、カル・ローリー(マリナーズ)に並んで本塁打数は両リーグトップに立った。さらにMLB公式のサラ・ラングス記者によると、歴史的観点からもレコードが生まれたようだ。同記者は本塁打直後に自身のX(旧ツイッター)を更新。2つの記録を紹介した。

 まず一つが「ドジャース史におけるチーム最初の60試合での本塁打数」だ。1955年のデューク・スナイダー(22本)、1951年のギル・ホッジス(21本)を抜き、今年の大谷が23本でトップに立ったという。ともに米野球殿堂入りを果たしている大スター。大谷がドジャースのレジェンドを上回る記録を打ち立てたようだ。

 さらに、ラングス記者は「チーム最初の60試合で1番打者が放った本塁打数」のランキングも公開。1996年のブレイディ・アンダーソン(20本)、2024年のガナー・ヘンダーソン(19本)を抜き、リードオフとしても新記録を樹立したという。大谷はドジャースに加入した昨年6月から、骨折で離脱したムーキー・ベッツにかわって1番打者になった。リードオフとして“1年目”に、いきなり快挙を成し遂げたようだ。

 昨季は「54本塁打&59盗塁」で前人未到の「50-50」を達成。今季は早くも23号として、年間では自己新の62発ペースとなった。またしても新たな歴史を築くのか――今後の活躍にも目が離せない。

(Full-Count編集部)

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