菅野智之、長嶋茂雄さんの訃報に「言葉にならない」　語る偉大さ「日本のプロ野球のシンボル」

マリナーズ戦後に激白「会うたびに励ましの言葉をたくさんもらった」

【MLB】オリオールズ 5ー1 マリナーズ（日本時間4日・シアトル）

　オリオールズ・菅野智之投手が3日（日本時間4日）、敵地で行われたマリナーズ戦に先発。7回を投げて5安打1失点、1四球5奪三振の好投で今季5勝目を挙げた。試合後には取材に応じ、3日に肺炎のため89歳で死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんについて「会うたびに励ましの言葉をたくさんもらったので。すごく残念です」などと思いを語った。

　長嶋さんは日本時間3日午前6時39分に亡くなり、訃報は日本中を駆け巡った。MLB公式や米メディアでも一斉速報された長嶋さんの報せ。菅野は「昨日の夕方に携帯のニュースで、ネットニュースで知りました」。

　訃報を受けて「やっぱり言葉にならなかったですし。僕も小さい頃からやっぱりジャイアンツでプレーしたいっていう思いの中で、ずっと長嶋監督の野球を見てたので。入団してからもすごく気にかけていただいて、会うたびに励ましの言葉をたくさんもらったので。すごく残念です」と思いを口にした。

　最後に長嶋さんと会ったのは昨年の巨人のファンフェスタだった。「やっぱり日本のプロ野球のシンボルのような存在だと思いますし、日本で野球をやってる選手であれば、もう知らない人はいないと思うので、もちろん残してる成績だったりとか、そういうのも素晴らしいですけど、本当にプロ野球という、プレーで見せるというか、本当にプロフェッショナルな選手であり、監督さんであったと思う」としのんだ。

　悲しみに暮れた登板となったが、菅野は持ち味の打たせて取るピッチングでア・リーグ西地区首位のマリナーズを圧倒。2回にソロを浴びたものの、ドジャース・大谷翔平投手と並ぶメジャー最多23本塁打のカル・ローリー捕手を3打数無安打1三振、6回のピンチでは併殺に打ち取った。7回を投げて5安打1失点、1四球5奪三振の好投で今季5勝目を手にした。

（Full-Count編集部）