菅野智之、7回1失点好投で5勝目 チーム最多6度目QS…“大谷ライバル”23HR男も3の0

今季4度目のハイクオリティ・スタート
【MLB】オリオールズ 5ー1 マリナーズ(日本時間4日・シアトル)
オリオールズ・菅野智之投手が3日(日本時間4日)、敵地で行われたマリナーズ戦に先発。7回を投げて5安打1失点、1四球5奪三振の好投で今季5勝目を挙げた。防御率は3.04となった。
いつも通りの冷静な投球が光った。先制点をもらった初回は3者凡退の立ち上がり。2回にはドジャースの大谷翔平投手と並びメジャー1位の23本塁打を放っているローリーをスプリットで空振り三振に仕留め、簡単に2死を取ったものの、テレスに同点ソロを許した。
以降は安打こそ出しても併殺などで切り抜け、5回まで1失点にまとめた。最大のピンチは6回。連打で無死一、二塁となったが、ロドリゲスを三振、ローリーを併殺に仕留めて無失点で切り抜けた。強打者ローリーはこの日3打数無安打1三振と完璧に封じ込んだ。
7回も続投し、2つの三振を奪うなど3者凡退に封じた。7回90球でお役御免。今季6度目のクオリティ・スタートはチーム最多、ハイクオリティ・スタート(7回以上を投げて自責点2以下)も4度目を数えた。
昨季地区優勝を果たしたオリオールズだったが、今季は開幕から低迷が続き、試合前の段階で首位ヤンキースに14ゲーム差をつけられてア・リーグ東地区最下位に沈んでいる。そんな中、巨人から1年1300万ドル(約18億7000万円)で加入した“オールドルーキー”、菅野がエースとして奮闘を続けている。