ド軍マンシーを“激変”させたアイテム 米歓喜、“相棒”を「ずっと着用してくれ!」

メッツ戦で本塁打を放つドジャースのマックス・マンシー【写真:ロイター】
メッツ戦で本塁打を放つドジャースのマックス・マンシー【写真:ロイター】

眼鏡着用後は打率.277、本塁打9、打点31の好成績

【MLB】ドジャース 6ー5 メッツ(日本時間4日・ロサンゼルス)

 ドジャースは3日(日本時間4日)、本拠地のメッツ戦に延長10回の末に6-5で劇的なサヨナラ勝利を飾った。最後に試合を決めたのはフレディ・フリーマン内野手の一打だったが、チームを救ったのは9回に同点弾を放ったマックス・マンシー内野手だろう。開幕当初は不振だった34歳の“激変”をもたらしたアイテムにファンも注目している。

 4-5の9回、先頭のマンシーはカウント1-2からの4球目、高めの速球を完璧に捉えた。打った瞬間に確信する一発は、打球初速109.8マイル(約176.7キロ)、飛距離408フィート(約124.4メートル)、角度34度で右翼席に着弾。試合を振り出しに戻すと、延長10回にはフリーマンがサヨナラ打を放った。

 直近7試合は打率.409、6本塁打、14打点、OPS1.727と絶好調だが、振り返れば開幕当初は全く調子が上がらず。今季1号は29試合目、4月30日(日本時間5月1日)までかかった。実はちょうどその時期、マンシーは乱視用の眼鏡を着用し始めると、以前のような豪快なバットが復活する。

 米ブックメーカー「Underdog MLB」によると、眼鏡なしでは28試合で打率.180、本塁打0、打点4、三振34だったのが、眼鏡ありでは29試合で打率.277、本塁打9、打点31、三振19と劇的に成績が向上しているという。まさかの変貌ぶりに、「ずっと着用してくれ!」「検眼医、最高」「コンフォートにも眼鏡をあげて」などとコメントが寄せられた。

 試合後に地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」のインタビューに登場したマンシーは、打撃不振を脱したことを問われ「そう願っている。ポジティブに考えて、やり続けたい。前進し続けて、毎日ひたすらトライすることだ」と笑顔を見せた。ドジャースといえば、昨季前半戦に不振だったエンリケ・ヘルナンデス内野手が、右目の乱視が発覚してから眼鏡を着用して後半戦に復調したケースがあった。マンシーも成功例に続いたようだ。

(Full-Count編集部)

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