巨人、押し出し死球でサヨナラ負け 大勢が痛恨の1球…4連敗に阿部監督も肩落とす

9番・高部へのフォークが試合を決める
■ロッテ 2ー1 巨人(5日・ZOZOマリン)
巨人は5日、ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ戦に押し出し死球でサヨナラ負けを喫した。延長10回の熱戦はまさかの幕切れとなり、今季2敗目を喫した大勢投手は意気消沈していた。
巨人・山崎伊織投手とロッテ・種市篤暉による投げ合いは3回、藤原恭大外野手の特大アーチでロッテが先制する。5回には吉川尚輝内野手が同点ソロを放ち、その後は一進一退の攻防が展開。9回でも決着がつかず、延長戦に突入した。山崎は9回3安打1失点の好投だった。
巨人は10回の攻撃で勝ち越せずその裏の守りへ。大勢が山崎に代わって登板するも、先頭の山本にヒットを許すと、左翼手の丸がまさかの後逸で二塁まで進まれた。その後に野選などで満塁のピンチを招き、角中は二飛、スクイズを狙った岡は本塁で封殺した。
しかし、9番の高部に対しての4球目、フォークが引っかかって打者に直撃。押し出し死球で熱戦は幕を閉じる形となった。大勢はその場で膝から崩れ落ち、しばらく起き上がれなかった。
巨人はこれで今季3度目のサヨナラ負けとなり、4連敗。2カード連続での負け越しとなった。