“韓国最強守護神”のはずが…マイナーで防御率5.59 遠いメジャーに母国も辛辣

マーリンズ傘下でプレーしたコ・ウソク【写真:Getty Images】
マーリンズ傘下でプレーしたコ・ウソク【写真:Getty Images】

マイナー7登板で防御率5.59、WHIP1.82、与四球率7.45

 崖っぷちの2年目も大苦戦が続いている。2023年オフに韓国プロ野球(KBO)からメジャー移籍したコ・ウソク投手は現在、マーリンズ傘下1A+に在籍。KBOでセーブ王を獲得し、“韓国最強守護神”と称されながらもマイナーで防御率5点台にとどまり、メジャー昇格の道がかなり厳しくなっている。

 4日(日本時間5日)にパドレス傘下1A+ティンキャップス戦の6回から登板。最初のイニングは無失点に抑えたが、続投した7回は連打を浴び、1回2/3で3安打2失点を喫した。マイナーでは今季ルーキーリーグ、1A、1A+で計7試合に登板しているが、9回2/3で防御率5.59、WHIP1.82、奪三振率8.34、与四球率7.45と結果を残せていない。

 コ・ウソクは2022年にKBOのLGで42セーブを挙げてタイトル獲得。韓国通算139セーブをマークし、2023年オフにポスティングシステムを利用して2年450万ドル(約7億円)でパドレス入りした。しかし、地元韓国での開幕戦直前にマイナー降格。その後はルイス・アラエスのトレードでマーリンズに移籍した。

 1年目はメジャーに昇格がかなわず、最終的にマイナー44試合登板で4勝3敗3セーブ、52回1/3を投げて防御率6.54、52奪三振に終わった。今季こそはと意気込んでいたが、キャンプ後の2月下旬に右手人差し指を骨折。1球も実戦で投げることなく、マイナーに戻ることになった。

 しかし、復帰後も状態は上向かず、1Aでも炎上続き。韓国メディア「マニアタイムズ」は「『コ・ウソク、本当にひどすぎないか!』KBO最高のクローザーって本当?……1A+でも1回2/3で被安打3、2失点、防御率6.75」として右腕の現状を紹介した。メジャーきっての“弱小軍団”に在籍しながらも、いまだお呼びがかからない状況。コ・ウソクは2年契約最終年で待望のメジャー昇格を果たせるだろうか。

(Full-Count編集部)

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