“迎えた”大谷翔平ら「みんなが応援していた」 21打席無安打も…V打の24億円男に監督賛辞

試合後の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
試合後の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

ロバーツ監督「今日がターニングポイントだったと振り返れるようになると」

【MLB】ドジャース 6ー5 メッツ(日本時間6日・ロサンゼルス)

 ドジャースは5日(日本時間6日)、2点差を追いついた8回にマイケル・コンフォート外野手が勝ち越しの適時打を放ち、逆転勝利を飾った。打率1割台と不振に苦しむ32歳が結果を出し、デーブ・ロバーツ監督は「ベンチの盛り上がりも凄かったし、チームメートみんなが応援していたのが伝わってきた。良いことが起きるべき選手が相応しい場面で結果を出した。今日が彼のターニングポイントだったと後から振り返れるようになるといい」と表情を緩めた。

 悩める男が結果を出した。1年1700万ドル(約24億4000万円)で加入したコンフォートは7回の第3打席まで凡退し、21打席連続無安打。打率1割台と沈んでいた。だが、同点に追いついた8回2死一、二塁で左前へ勝ち越し適時打。ようやく結果を出した。指揮官は「逆方向のライナーはしばらく見ていなかった。左翼方向へ強いライナーが出たのは大きい。いい傾向だし、何かを掴んだんじゃないかと思っている。何より明日からのプレーに自信が生まれるはずだ」と今後に期待をこめた。

 1点差の9回は、こちらも不振だった左腕タナー・スコットがゼロに締めた。オフに4年総額7200万ドル(約103億3000万円)で加入した左腕について、指揮官は「空振りの仕方や球のキレを見ると、最近は違いがある。打たれることもあったが、最近はしっかり抑えられている」と目を細めた。

 ナ・リーグ東地区首位を走るメッツとの接戦を制し、レギュラーシーズンは4勝3敗で終えた。ロバーツ監督は「勝敗よりもプレッシャーのかかる場面で経験を積めたことが大事だ。将来に大きな意味を持つはずだ」と評価し、「次は調子のいいカージナルスとの対戦になるが、いい形で臨める」と敵地遠征へ前を向いていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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