最下位ロッテは「方向性が見えない」 低迷脱出へ…OBが期待したドラ1の奮起

西岡剛氏がゲスト出演「月曜日もパテレ行き」
野球中継がない月曜日にも楽しんでもらおうと始まったパーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネルの「月曜日もパテレ行き」。2日には、銀次氏、金子侑司氏に加えて、ゲストとして西岡剛氏が出演し、3日に幕を開けた「日本生命セ・パ交流戦 2025」の行方を、それぞれの目線から予想した。
先週末の試合では、2試合連続サヨナラ負けを喫するなど、17勝31敗、勝率.354(3日試合前時点)で、リーグ6位に沈み、2日には首脳陣の配置転換が発表されたロッテ。防御率3.30、打率.213はともにリーグワーストと、苦境が続くチームの現状を、西岡氏は「チームの方向性や色が見えていない」と分析。ここから巻き返しを図るには「打順を固定できる選手が出てくること」が必須だと話し、「なかなか勝てない時、それを打開するのは監督でもコーチでもなく、選手自身なので」と難局を打開し、チームを勢いづける選手が出てくることに期待を寄せた。
中でも、注目選手として名前を挙げたのが、大阪桐蔭高校の後輩にあたる藤原恭大外野手。西岡氏は、今季ここまで39試合に出場し、135打数40安打でチームトップの打率.296をマークしている藤原の、“殻を破った姿”が見たいという。
「彼は、どちらかと言うと大人しくスマートに野球をしているので、“自分は今、チームを引っ張っていくポジションにいるんだ”ということをもう少し自覚してもらいたい。例えば、高部瑛斗選手と一緒に1、2番を固定できたら、チームは強くなるのかなと思いますね」
そして、今季からキャプテンを務める藤岡裕大内野手は、“背番号7・キャプテン”と、くしくもロッテ時代の西岡氏と同じ境遇だ。最後に、苦しい状況にあるチームをけん引する藤岡へ、こうエールを送った。
「キャプテンは、チーム内でどうこうするというよりかは、結果を出して、背中で引っ張っていくだけなので、まずは自分のプレーに集中して頑張ってほしいですね」
(「パ・リーグ インサイト」後藤万結子)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)