セは巨人だけが敗戦 鷹はモイネロが球団新18奪三振もサヨナラ負け…6日の交流戦

日本ハム打線はバウアーを攻略できず
横浜スタジアムで行われたDeNAと日本ハムの「日本生命セ・パ交流戦2025」第1回戦は、1ー2で日本ハムが敗れた。日本ハム先発の伊藤大海投手は初回に桑原将志外野手の三塁打、続く度会隆輝内野手の適時内野安打で1失点。4回には松尾汐恩捕手の安打とプロ初盗塁で1死二塁とされ、石上泰輝内野手の適時打で2点目を失った。
打線は5回まで3安打無得点とトレバー・バウアー投手を捉えられなかったが、6回に水谷瞬外野手、石井一成内野手、清宮幸太郎内野手の3連打で1点を返した。伊藤は8回113球9安打1四球7奪三振2失点で今季3度目の完投も3敗目。打線は7安打1得点に終わった。
マツダスタジアムで行われた広島-西武は2ー3で埼玉西武が敗戦。西武は2回に高橋光成投手の打球が相手失策を誘い先制。4回には滝澤夏央内野手の適時打で追加点を挙げた。しかし4回に高橋が3連打と犠飛で2点を失い同点とされ、8回にトレイ・ウィンゲンター投手がバッテリーミスの間に勝ち越しを許し、好機を生かしきれず敗戦した。
バンテリンドームで行われた中日-ロッテの交流戦第1回戦は2ー3でロッテが敗れた。ロッテ先発の小島和哉投手は初回に2失点したが立ち直った。打線は2回に1点を返し、6回には友杉篤輝内野手の適時打で同点に追いついた。しかし6回裏に坂本光士郎投手が代打ブライト健太内野手に勝ち越しの適時打を浴び、接戦を落として3連勝はならなかった。
楽天は浅村がチームの全打点をマーク
神宮球場で行われたヤクルト-ソフトバンクのは2ー3でソフトバンクが敗戦した。ソフトバンク先発のリバン・モイネロ投手は初回から3つのアウトを全て空振り三振で奪い、4回には初回に四球を与えたホセ・オスナ内野手からも空振り三振を奪って先発全員三振とした。5回までに1安打13奪三振と圧巻の投球で前半戦を終えた。
打線は6回に佐藤直樹外野手、柳町達外野手の連打から近藤健介外野手の併殺の間に先制し、8回には近藤の適時二塁打で追加点を奪った。しかし9回にロベルト・オスナ投手がヤクルトのオスナに3号2ランを浴び同点とされ、延長10回に松本裕樹投手が武岡龍世内野手の1号ソロを浴びてサヨナラ負け。モイネロは球団新記録18奪三振の快投も、リリーフ陣が誤算だった。
東京ドームで行われた巨人-楽天の交流戦第1回戦は2ー0で楽天が勝利。楽天は3回まで無安打と苦戦したが、6回に浅村栄斗内野手の5号ソロで先制に成功。8回には小深田大翔内野手の四球から浅村の適時二塁打で追加点を奪った。先発のスペンサー・ハワード投手は7回98球4安打1四球6奪三振無失点の好投で2勝目を挙げ、救援陣の西口直人投手、則本昂大投手がつないで完封勝利を収めた。
甲子園で行われた阪神-オリックスは0ー1でオリックスがサヨナラ負けを喫した。オリックス先発の東晃平投手は4回まで完全投球を披露し、7回93球1安打2四球6奪三振無失点の好投を見せた。打線は7回に紅林弘太郎内野手のチーム初安打と頓宮裕真捕手の四球で好機をつくったが杉本裕太郎内野手が併殺に倒れ、延長10回に川瀬堅斗投手が木浪聖也内野手に適時打を浴びサヨナラ負けとなった。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)