佐々木朗希、球速低下には「理由がある」 OBが懸念した意外な“弊害”「歪んでいた」

ドジャース・佐々木朗希【写真:ロイター】
ドジャース・佐々木朗希【写真:ロイター】

五十嵐亮太氏、「インピンジメント症候群」を解説

 日米で23年の現役生活を送った五十嵐亮太氏が、自身のYouTubeチャンネル「イガちゃんねる」でドジャースの佐々木朗希投手に言及。離脱の原因となっている右肩の「インピンジメント症候群」について解説している。

 インピンジメント症候群は「野球選手は結構聞く言葉。大きな怪我という感じじゃない」と説明。「引っかかりがあるとか…。肩甲骨の位置だったり、肩のいい位置でしっかり動かせてないから、引っかかりが生まれる。いい位置でしっかり体を動かすための修正、トレーニング、リハビリをしていくことが凄く大事」と力を込めた。

 さらに「例えば炎症が取れて大丈夫になりましたとなって投げても同じことの繰り返しになる。だから体の姿勢から見直していかなきゃいけないのかなと思う」と姿勢などに問題がある可能性を繰り返し強調。佐々木について「関節が凄く柔らかいけど弊害もある。どうしてそうなったかしっかりみていかないといけない」と語った。

 球速が以前ほど出ていないのがインピンジメント症候群の影響があったのかを問われると「そもそものフォームとか姿勢とか、他に何かパフォーマンスを発揮できない理由があると思う」と否定。「インピンジメントが理由で速い球が投げられないんじゃなく、体の使い方とか、うまく使うための筋肉の位置とか、姿勢とかが若干、歪んでいた感じはします」と続けた。

 一方で、山本由伸投手が昨年離脱した腱板損傷に「そっちの方がちょっとドキッとした。損傷具合によっては長くなる」と言及。「復帰できないんじゃないかと考えたぐらい。肘より肩は怖い」と話していた。

【実際の動画】佐々木朗希の球速の低下は「理由がある」と話す五十嵐氏

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