バウアーが「ほんま聖人」 9回1失点完投よりも…試合後に阪神石井を気遣い「泣きそうになる」

バウアーは日本ハム戦で9回失点完投勝利
■DeNA 2ー1 日本ハム(6日・横浜)
他球団のエースも心配の色を隠せなかった。DeNAのトレバー・バウアー投手は6日、横浜スタジアムで行われた日本ハム戦に9回1失点で完投勝利を収めた。試合後には自身のX(旧ツイッター)を更新。「今夜の石井大地選手のアクシデントがとても気がかりです」とし、阪神・石井大智投手にエールを送った。
バウアーが登板したこの日、阪神は甲子園でオリックス戦に臨んだ。0-0の9回から石井がマウンドに上がったものの、先頭打者の廣岡大志内野手が放ったピッチャー返しの打球が右側頭部付近に直撃。その場に倒れ込んで動けず、石井は担架で運ばれて交代していた。
一方でバウアーは中4日で登板。121球を投げて1失点完投勝利を記録していた。試合後には投球を称える代理人のXをリポストしていたが、午前2時1分にXを更新。「今夜の石井大地選手のアクシデントがとても気がかりです。無事であることと、直ぐに回復することを祈っています」と、名前の漢字こそ違っているものの、阪神のクローザーに対しての思いを届けた。
自身の投球を称えることはなく、石井を心配する姿勢にファンも感銘を受けたようだ。「バウアー選手、ありがとう」「敵チームの選手も気遣える。ほんま聖人」「登板後で疲れてるはずなのに……」「戦った相手じゃないのにコメントを残す超ぐう聖」「中4で完投して直後に他球場の選手気にかけてるあたり神以外の何者でもない」「泣きそうになる」などとコメントが寄せられた。
(Full-Count編集部)