千賀滉大に指揮官うっとり「エースのような投球」 “お化けフォーク”は「凶器」

ロッキーズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:Getty Images】
ロッキーズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:Getty Images】

6回1失点で今季6度目のQS…後続が打たれて7勝目ならず

【MLB】メッツ 4ー2 ロッキーズ(日本時間7日・デンバー)

 メッツの千賀滉大投手が6日(日本時間7日)、敵地デンバーで行われたロッキーズ戦に先発。6回1失点6奪三振と好投を見せた。勝利投手の権利を持って降板するも白星はつかなかったが、防御率1.59はリーグ1位に再浮上。カルロス・メンドーサ監督は試合後、「登板する度にエースのような投球をしてくれる」と称賛を惜しまなかった。

“伝家の宝刀”が高所でも真価を発揮した。標高1マイル(約1600メートル)の高所にるくアーズ・フィールドでの登板。環境の影響で変化球の曲がり幅などに変化が生まれると言われているが、千賀は持ち味の“お化けフォーク”でロッキーズ打線を抑えていく。

 初回から2回までは3者凡退、3回1死からスライダーを本塁打とされて先制されたものの、その後のピンチを併殺で切り抜けた。5回は無死三塁の場面となるも、味方の好守もあって失点を防ぎ、ゼロを並べた。メジャー移籍後最多となる109球を投げ、6回1失点と粘りの投球を見せると、直後の攻撃で打線が逆転に成功。7回に救援陣が同点に追いつかれて7勝目は逸したが、チームはその後勝ち越してナ・リーグ最速40勝目を挙げた。

 もっとも、千賀の好投の事実は変わらない。指揮官は「彼が登板する度にエースのような投球をしてくれる。彼は進化し続けている。球に力がある上に、全球種を(有効)活用できている」と大絶賛。「今日のフォークは凶器のようだった! 攻め続けて、ボール球を振らせていた。彼が登板する度、勝てるような気がする」と、日本人右腕に全幅の信頼を寄せているようだ。

【実際の映像】「凶器」と指揮官絶賛 千賀滉大、“打者地獄”でも冴え渡る伝家の宝刀

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