“史上最弱”ロッキーズに「そろそろ勝って」 121敗ファンがまさかの注文…思い出させた悪夢

昨年のホワイトソックスを上回る131敗ペース
【MLB】メッツ 4ー2 ロッキーズ(日本時間7日・デンバー)
史上最悪のペースで黒星を重ねるロッキーズに、他球団ファンから厳しい注文が出ているようだ。6日(日本時間7日)は本拠地でメッツと対戦。3回に先制、1点を追う7回に同点に追いつく粘りも実らず2-4で敗れた。
スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は6日(同7日)、開幕時は打撃コーチだったクリント・ハードル暫定ヘッドコーチのコメントを次のように紹介している。「先日シカゴでウーバーに乗っていたら、運転手がホワイトソックスの帽子をかぶっていた。『お宅さんたち、そろそろ少し勝ってくれないか? 去年ホワイトソックスは(シーズン最多敗戦)記録を更新するのに60年かかった。今ではおかげで少し話題になってるんだ』と言われた」。
昨年のホワイトソックスは62年ぶりに大リーグワースト記録を更新する121敗の成績。今季のロッキーズはここまで12勝51敗で年間131敗ペースとなっており、昨季のホワイトソックスを上回る勢いで黒星が増えている。
ロッキーズは2019年から今年まで7年連続負け越し中。昨年まで2年連続100敗以上を喫してきたが、今年はカイル・フリーランド、ヘルマン・マルケス、アントニオ・センザテーラのベテラン3投手が怪我なく開幕したことで期待が高まっていたという。しかし、その3人がここまで4勝25敗、防御率6.37と結果を残せていない。
5月11日(同12日)にはバド・ブラック監督とマイク・レドモンドベンチコーチの解任を発表。ウォーレン・シュエファー三塁コーチが暫定監督を務め、ハードル打撃コーチが暫定ヘッドコーチに就任したが状況は好転しない。
2日の敵地マーリンズ戦から今季初の3連勝を飾ったが、この日の敗戦で連勝はストップ。せっかく掴みかかった勢いは消えてしまったようだ。
(Full-Count編集部)