阪神・佐藤輝明がキング独走17号、勝利を決定づける満塁弾 森下の申告敬遠後に“意地の一発”

満塁弾を放った阪神・佐藤輝明【写真:小林靖】
満塁弾を放った阪神・佐藤輝明【写真:小林靖】

8回1死満塁でバックスクリーン横に豪快17号

■阪神 ー オリックス(8日・甲子園)

 阪神・佐藤輝明内野手が8日、本拠地・甲子園で行われたオリックス戦で今季17号となる満塁弾を放った。虎の主砲が阪神ファンに届けた勝利を確信させる一発に、甲子園は地鳴りのような歓声に包まれた。

 3点リードで迎えた8回、1死二、三塁の場面でオリックスベンチは森下を申告敬遠。球場がどよめく中、打席に入った佐藤輝は、川瀬が投じた2球目の145キロストレートを捉えると打球はセンターバックスクリーンへ。両リーグトップ独走の17号は意地の満塁アーチとなった。

 第1打席に見逃し三振を喫したあとは2打席連続で凡退が続いたが、4番の存在感を示す一発となった。この満塁弾で45打点となり再びリーグトップに。本塁打と合わせて12球団トップの数字となった。6月は5本目の本塁打で早くも昨季の16本を超えた。

 パ・リーグ球団相手にもいかんなくパワーを見せつけている。前カードの日本ハムとの3連戦では4日の2戦目で“片手一本”で加藤貴之投手から14号を放つと、8回の第4打席は河野竜生投手からバックスクリーン左へ飛び込む15号。5日の試合では福谷浩司投手の甘く入ったスライダーを右翼席上段まで運んだ。

 2020年ドラフト1位指名で阪神に入団。1年目から24本塁打を記録すると、20本、24本と3年連続で20本塁打以上を放った。昨季は2軍降格も経験して自己最少の16発にとどまったが、今季は開幕からアーチを量産。両リーグ最速で2桁本塁打に到達していた。

【実際の映像】申告敬遠の直後… ド派手な佐藤輝明の満塁弾に甲子園大熱狂!

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