鈴木誠也、敵地が衝撃の1試合2発 今季3度目、日本人歴代最多を超す139打点ペース

カブス・鈴木誠也【写真:Getty Images】
カブス・鈴木誠也【写真:Getty Images】

敵地タイガース戦に「3番・右翼」で出場

【MLB】カブス 6ー1 タイガース(日本時間8日・デトロイト)

 カブスの鈴木誠也外野手7日(日本時間8日)、敵地で行われたタイガース戦に「3番・右翼」で先発出場。8回の第4打席に、今季3度目の1試合2本塁打となる16号を放った。4打数2安打2打点でチームの勝利に貢献。55打点でナ・リーグ2位となり、熾烈なタイトル争いを繰り広げている。

 1死走者なしで迎えた8回の第4打席、チェイス・リー投手の80マイル(約128.7キロ)の内角低めのスイーパーを左翼席に運んだ。打球初速105.6マイル(約169.95キロ)、飛距離395フィート(約120.4メートル)、角度29度の一発で55打点目を挙げた。

 初回2死走者なしで迎えた第1打席では、タイガースの先発タイラー・ホルトン投手の84.9マイル(約136.63キロ)の低めチェンジアップを巧みにすくい上げる15号。打球初速104.9マイル(約168.82キロ)、飛距離376フィート(約114.61メートル)、角度20度で左翼席に突き刺さる低空弾だった。

 鈴木は27日(同5月28日)のロッキーズ戦で両リーグ最速で50打点に到達。28日(同29日)の1打点を挙げ、同日終了時点でナ・リーグ単独トップに浮上。5月31日(同6月1日)のレッズ戦、3日(同4日)のナショナルズ戦でも各1打点を記録。同僚の“PCA”ことピート・クロウ=アームストロング外野手、メッツのピート・アロンソ内野手と打点王を競っており、この16号でナ・リーグ1位のアロンソに2点差となった。

 12日(同13日)のマーリンズ戦では、自身4年連続となる2桁本塁打に到達。ドジャースの大谷翔平投手以来、日本人選手では2人目の偉業だった。

 チーム64試合目で16号を放ち、シーズンでは40本超えのペース。自己最多21本塁打を記録した昨季を大きく上回る勢いでアーチを量産している。打点も自身のキャリアハイである2023年の74打点や、大谷翔平投手が昨季ドジャースで記録した日本人最多の130打点を超える年間139打点という驚異的なペース。日本人選手がシーズン100打点以上を記録したのは、過去に松井秀喜と大谷の2人のみとなっている。

【実際の映像】鈴木誠也が止まらない! また内角低めをしばき倒し1試合2発、敵地スタンドに突き刺さる16号

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