投手・根尾の“致命的な数値”「強みを感じない」 球界OBが驚きの提案「もったいない」

ラミレス氏、YouTubeチャンネルで根尾の野手再転向を主張
前DeNA監督のアレックス・ラミレス氏が自身のYouTubeチャンネル「ラミちゃんねる」を更新。前中日ヘッドコーチの片岡篤史氏と対談し、中日・根尾昂投手について「打者でいくべき」と野手への再転向を主張した。
2018年ドラフト1位の根尾は入団当初は内野手としてプレー。2022年には外野手登録となったが、シーズン中に再び遊撃を守るなど起用が一定せず、さらには投手と野手の二刀流となった。2023年からは投手に専念しているが、1軍定着できていないのが現状だ。
片岡氏は「根尾はドラゴンズの中でも全国区。周りからの大きな期待に応えられずにモヤモヤしてたと思う」と推測。ラミレス氏は「僕はいまだに彼は打者でいくべきだと思う」と切り出し、ポジションについては「外野じゃないですか」と明言した。
野手を推す理由を「投手としては身長(177センチ)が低い。150キロ以上を連発するわけでもない。投手として『強み』を感じない」と説明。その上で「野手の方がスピードもあってパワーもそこそこある。守備も良くなると思う。打者の方が強みがたくさんある」と強調した。
「もったいないと思う。今さら打者でという考えはないでしょうけど」。そう話す一方で名前を挙げたのがヤクルト時代の同僚で投手から野手に転向して結果を残した身長174センチの雄平(現楽天コーチ)。根尾についても「もう1回チャンスがあれば野手になった方が伸びる可能性は高い」と力説していた。