フリーマン、近本…新庄監督が“韋駄天”に届ける映像 武器を活かす助言「出たら嫌でしょう」

日本ハム・新庄剛志監督【写真:古川剛伊】
日本ハム・新庄剛志監督【写真:古川剛伊】

五十幡が3安打2打点で今季初猛打賞、新庄監督「大貫くんの球の軌道は合う」

■日本ハム 7ー4 DeNA(7日・横浜)

 日本ハムの五十幡亮汰外野手が7日、横浜スタジアムで行われたDeNA戦で今季初の3安打猛打賞をマークした。二盗も決めるなど、韋駄天が打って走って躍動。新庄剛志監督は日頃から送っているアドバイスを明かした。

「(DeNA先発の)大貫くんの球の軌道は五十幡くんに合う。あそこから5キロ増しの投手だったら9番でしょう」と指揮官は「2番・中堅」で送り出した意図を説明した。

 背番号50は期待に応えるように、初回1死の第1打席で中前打を放ってすかさず二盗に成功。郡司の中前適時打で先制のホームを踏んだ。2回2死二塁からは右翼線への適時三塁打を放ち、4回には代わったばかりの坂本から左前適時打を放った。

「僕が彼に伝えてる打撃フォームとはちょっと違うんですけど、結果出てましたからね。多分映像を一番送ってるのかな。フリーマン、キム・ヘソン、柳町くん、近本くん。だいたい軌道が一緒なので」と新庄監督。何よりの武器である俊足を活かすためにも、上から叩いてフライを上げる打撃から、スピンをかけて内野の間を抜いていくゴロを打つことを求める。「五十幡くんが(塁に)出たら嫌でしょう?」と力説した。

 成長過程の26歳。だが、この日6回の守備から出場した“ライバル”の矢澤も、8回に左翼線三塁打で打撃と俊足を見せつけた。指揮官は「ここからまた競争というか。だんだん、だんだん上がってきているので」。切磋琢磨する選手たちが、さらに打線を活発化させていく。

(町田利衣 / Rie Machida)

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