名古屋に現れた“竜の忍者” 抜けないのか…本拠地歓声の超美技に「惚れ惚れするわ…」

二塁で披露した軽快な守備
■中日 4ー3 ロッテ(7日・バンテリンドーム)
また“竜の忍者”が魅せた。中日の田中幹也内野手が9回の守備で、二ゴロを軽快な逆シングルからのジャンピングスローで処理。チームの逆転勝ちへ守備から流れを作った。
2点をリードされた9回、先頭の高部瑛斗外野手が放った中前に抜けそうな打球を逆シングルで捕球すると、そのまま一塁へジャンピングスロー。俊足の高部でも余裕でアウトにする安定感あふれるプレーだった。裏の攻撃では押し出し四球を選んでサヨナラ勝ちに貢献した。
攻守で存在感を発揮した24歳に、SNSでは「捕ってから投げるの早いし送球も安定してるの素晴らしい」「この正確なスローイングときたら」「みんな大好き田中幹也の華麗な守備」「幹也の守備惚れ惚れするわ」「鉄壁の守備で追加点を与えなかったことが、最終回の大逆転につながりました」と称賛が集まった。
東海大菅生、亜大を経て2022年ドラフト6位で入団。2023年は右肩脱臼の影響で1軍機会はなかったが、昨季は103試合に出場。二塁のレギュラーの座をつかみつつある。今季は3月初旬に左手有鉤骨を骨折して出遅れたが、復帰後はチームに欠かせない存在となっている。