山本由伸の魔球をMLB348発男も“称賛” なぜ当たらないのか「スイングしたら気付く」

7勝目はならずも…6回を投げて9奪三振無失点の好投を見せた山本
【MLB】カージナルス 2ー1 ドジャース(日本時間8日・セントルイス)
ドジャースの山本由伸投手は7日(日本時間8日)、敵地でのカージナルス戦に先発し、6回を投げて9奪三振無失点の快投を披露。勝ち星こそ付かなかったが、封じられたカージナルスの選手は山本の“魔球”を絶賛した。
2023年のWBCで同じ日本代表としてプレーしたラーズ・ヌートバー外野手は、初めて打席で山本のボールを体験。第1打席では直球2球で追い込まれ、最後はスプリットを空振りした。2回の第2打席でも宝刀に対応できず、またもスプリットにバットが空を切った。
試合後、ヌートバーは山本のスプリットについて「直球のように見えるんだけど、スイングしだすと直球ではないと気付くんだ。本当にいい球だよ」とあきれ顔。「対戦相手としてより、日本代表で一緒にプレーしていた時の方が、僕としてはよっぽど楽しいね。ノーラン(アレナド内野手)でさえも、中で映像を見ていて褒めていたよ」と明かした。
山本の防御率は2.20に下がり、ナ・リーグ防御率ランキング3位をキープ。ヌートバーは「今彼がオールスターにふさわしい投手かと聞かれたら、間違いなく『そうだ』と答えるよ」と話した。