甲子園を“激変”させた佐藤輝明の意地 屈辱の敬遠、燃えた4番…劇的弾が「言葉にならん」

森下の申告敬遠後、バックスクリーン横に満塁アーチ
■阪神 8ー1 オリックス(8日・甲子園)
甲子園に起こったどよめきを一瞬で大歓声に変えた。阪神・佐藤輝明内野手が8日、本拠地・甲子園で行われたオリックス戦で放った17号満塁アーチに虎党は歓喜。「もう誰にも止められない」「打った瞬間の確信歩き&バット投げ最高や」「完璧な当たり」とSNSも熱狂に包まれた。
8回、オリックスベンチの取った作戦が佐藤輝の闘志をかき立てた。1死二、三塁の場面で森下翔太外野手が申告敬遠。ネクストバッターズサークルから見届けた虎の主砲は、どよめきが起こる中、打席に入った。佐藤輝は2球目の145キロストレートを振り切ると、打球は高く舞い上がりバックスクリーン横へ。阪神ファンが待つスタンドに“意地の満塁弾”を届けた。
勝利を決定づけるグランドスラムで45打点となり、森下を再び抜いて両リーグトップに。早くも昨季の数字を超える17本塁打と合わせて12球団単独トップに立っている。
球場の空気を一変させた本塁打に「マジで今年何本打つの」「言葉にならん」「化け物」「メジャー待ったなしやろ」「虎の4番を前に申告敬遠だぁ? 舐めてんちゃうぞ〜」「森下には負けねぇとばかりに打つやんこの男」などのコメントが飛び交い、阪神の4番が見せた“意地の一発”に酔いしれていた。
(Full-Count編集部)