大谷を目にして叶った“夢” 「最悪」な瞬間迎えるも…同時に抱いた思い「この惑星で最高」

カージナルス戦で二塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
カージナルス戦で二塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

カージナルスのマクグリービーが興奮気味に振り返った

【MLB】ドジャース 7ー3 カージナルス(日本時間9日・セントルイス)

 ドジャース・大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地カージナルス戦に「1番・指名打者」で出場し、4打数1安打1死球だった。第1打席では100マイル(約160.9キロ)超えの二塁打を放った。大谷と初対戦となった相手投手も“記念投球”を笑顔で振り返った。

 大谷は初回の第1打席でメジャー通算6登板目となった24歳のマイケル・マクグリービー投手が投じた初球の94.4マイル(約151.9キロ)の外角へのシンカーを捉えた。打球速度106.5マイル(約171.4キロ)の鋭い当たりを左中間へ。“プレーボール二塁打”とした。

 カージナルス地元放送局「ファンデュエルスポーツネットワーク・ミッドウェスト」がマクグリービーのインタビュー動画を投稿。右腕は「メジャーリーガーになったら最高の選手と対戦したいよね。その機会を得ることができてとても興奮していた。負けてしまうことは最悪だけど、6回まで投げられたのでチームの為に仕事ができたと思う。(投球内容には)ハッピーだよ」と笑みを浮かべていた。

 球界トップクラスの大谷と3度対峙したが「彼はこの惑星で最高の選手だけど、攻める気持ちをもって投げたよ!」。3-0で迎えた2回1死三塁の第2打席は強い当たりの一ゴロ。4-0の4回2死二塁の場面では左飛だった。

「最高の球を投げても打たれる時もある。オオタニに対して投じたこの試合の初球も外角に投じた(いい)シンカーだったけど左中間に打たれた。当たり損ねがヒットになることも、いい打球がアウトになることもある」

 打席に立つ大谷へ、自分を信じて投げ込んだ。「(MVP獲得経験者の)彼らはとてもいい打者だけど、アウトになることだってある。私だってアウトを奪えるよ!」。試合に敗れ、メジャーで初黒星を喫したが、通算6試合で4勝1敗、防御率2.34の右腕は最高の打者との対戦を嬉しそうに振り返った。

(Full-Count編集部)

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