大谷翔平の登場に「こいつ変人だ」 衝撃受けた“伝説”の瞬間…仲間も混乱「なんてこった」

大谷vsトラウトの場面で感じていたこと
伝説の場面にチームメートも大興奮だった。2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンの一員として出場したカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が、米国のトーク番組に出演。同大会で語り継がれる伝説の名場面について、当時の心境を語った。
同大会の最大のクライマックスとして語り継がれているのが、日本と米国の決勝の最終回。大谷翔平投手がマイク・トラウト外野手を空振り三振に打ち取って世界一を決めた場面だ。決勝の舞台でプレーしていたヌートバーにとっても、この瞬間は特別な雰囲気だったようだ。
スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」の野球アカウント「B/Rウォークオフ」のトーク番組「On Base with Mookie Betts」で、一緒に出演したドジャースのムーキー・ベッツ内野手が「もしショウへイが9回にマウンドに登ったら、僕ら(ドジャース)は勝つと思ってる。これ以上ないくらい確信している。あのとき(決勝で)君は日本が勝つとどれくらい思っていた?」とヌートバーに直撃した。
するとヌートバーは当時の心境を「彼が試合に入ってきて、ちょっと現実を超えた瞬間に思えた。あの時は『ちょっと待て、何が起きてるんだ?これは常軌を逸してる』と思った」と表現。小走りで出て来てマウンドに向かった大谷を「『こいつ変人だ』と思った」とジョーク交じりに語った。
さらに2死でトラウトが打席に立ったことで「2アウトになったとき、誰もが興奮していた。で、僕は周囲を見渡して、あなたたちみんなが気づいていたか分からないが……マイク・トラウトですよ! 分かります?」と当時の興奮した心境を語った。さらに大谷とトラウトの勝負を「ショーが100マイル(約160.9キロ)、101マイル(約162.5キロ)、102マイル(約164.2キロ)の球をバンバン投げて、なんてこったって感じだった。僕は外野にいて(守備に)集中していたけれど、と同時に、ファンの1人のようにもなっていた」と振り返った。
最後は大谷がスイーパーでトラウトから空振り三振を奪ったことに「彼は、本当に変人だよ」と繰り返した。トラウトの前に大谷から併殺打に打ち取られていたベッツも「ああ、そうだな。そうとしか言えないよな」と賛同。2年以上が過ぎた今でも、あの決勝は鮮烈な印象に残っていたようだった。
(Full-Count編集部)