ジャッジ、大谷翔平に並ぶ1試合2発の23号 打率.396で4割目前…レジェンドの領域到達、NY騒然

9回の第5打席で右中間に2本目のアーチ
【MLB】Rソックス 11ー7 ヤンキース(日本時間9日・ニューヨーク)
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が8日(日本時間9日)、本拠地で行われたレッドソックス戦に「2番・右翼」で先発出場。9回、この日2本目となる23号を放ち、ドジャース・大谷翔平投手の本塁打に並んだ。相手打線に6本塁打を浴びる展開となったが、最後に主砲が意地を見せた。
9回の第5打席でも衝撃パワーを披露した。155キロの速球に振り負けることなく右中間へ。打球初速108.9マイル(約175.3キロ)、飛距離398フィート(約121.3メートル)、角度31度の一発だった。初回に続く23号で大谷と並び、本塁打王争いではカル・ローリー捕手(マリナーズ)に3本差に。年間では58本ペースとなった。
この日1本目となる22号は初回無死一塁で飛び出した。先発のドビンズが投じた初球の156キロストレートを捉えると打球は右中間スタンドへ。打球初速108.6マイル(約174.8キロ)、飛距離436フィート(約132.9メートル)、角度27度の特大弾だった。
ジャッジはこの日の2HRで1試合の複数本塁打が43回となり、ヤンキースの歴代1試合複数本塁打ランキングでレジェンドのルー・ゲーリック氏に並んだ。
今季は本塁打に加えて、例年以上のハイアベレージを維持。試合前の時点で打率.390、出塁率.488、長打率.746、OPS1.233はいずれもメジャートップに立ち、この日は2本塁打を含む3安打を記録し打率は.396となり4割目前となった。
3・4月は打率.427、10本塁打、32打点、OPS1.282で月間MVPに輝くと、5月も11本、OPS1.251の好成績で2か月連続の受賞となった。今季は3冠王ペースで好成績を記録しており、昨年に続き自身3度目のシーズンMVPの可能性も高まっている。