“誤算”だったキム・ヘソンの躍動 LA実況は感銘…衝撃打率.414「なんという印象を」

ドジャースのキム・ヘソン【写真:Getty Images】
ドジャースのキム・ヘソン【写真:Getty Images】

26試合で打率.414、2本塁打、OPS1.029、6盗塁

 ドジャースのキム・ヘソン内野手は今季26試合出場で打率.414、2本塁打、OPS1.029、6盗塁の好成績をマーク。下位打線からチームを盛り上げ、LA地元放送局も「彼はなんという印象を(私たちに)与えたのでしょうか」と脱帽している。

 想像以上の活躍に目を丸くした。キム・ヘソンは7日(日本時間8日)の敵地カージナルス戦で4試合ぶりの出場となったが、いきなり2安打の活躍を見せた。そして翌8日(同9日)の同カードでは1-0で迎えた2回の第2打席、2点適時三塁打を放って勝利に貢献している。この打席の直前、地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」はキムの躍動ぶりを改めて伝えていた。

 実況のスティーブン・ネルソン氏は「彼はなんという印象を(私たちに)与えたのでしょうか。打席では、ここまで多くの人の期待を超える活躍をしています」と称賛。解説を務める通算204勝のオーレル・ハーシュハイザー氏も「特にパワーや打球初速を見せつけていますね。(野手の)間を打つことができますし、本塁打も打てます」と称えた。

 賛辞の言葉が並ぶ中、その直後にキムは三塁打。ハーシュハイザー氏は「ライナーを打つスラップヒッター(短距離打者)だと思っていましたが、(野手の)間を打つというよりパワーを見せつけています」と、想像を超えるパワーに驚きを隠しきれなかった。

 オフにポスティングシステムを経て3年1250万ドル(約18億900万円)で加入しながら、課題とされた打撃面でオープン戦は結果を残せず、開幕マイナースタートとなったキム。しかし、打撃フォームを修正して5月に昇格すると、打撃とスピードでチームに変化をもたらしている。今後もいい意味で予想を裏切り、チームの勝利に貢献することを誰もが願っている。

(Full-Count編集部)

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