ロバーツ監督「どんな勝ち方でもいい」 負ければ首位陥落…大熱戦に辛勝し思わず安堵

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

先発のメイには「感情のコントロールを」

【MLB】ドジャース 8ー7 パドレス(日本時間10日・サンディエゴ)

 ドジャースは9日(日本時間10日)、敵地でのパドレス戦に延長の末に8-7で勝利。デーブ・ロバーツ監督は「立ち直る力。正直言って奇麗な試合ではなかったけど、勝利を掴むことができた」と語った。

 首位攻防戦は、初戦から両チーム譲らぬ展開となった。初回にフリーマンの適時二塁打とスミスの犠飛で先制するも、裏に同点とされた。2回に勝ち越しを許すも、3回に3得点と反撃。しかし、その裏に再逆転を許した。5回には松井から1点を奪って同点とした。

 そのまま延長に突入すると、10回にパヘスとエドマンの連続適時打でドジャースが2点の勝ち越しに成功。パドレスもメリルの適時打で1点を返すも、スコットが逃げ切った。ロバーツ監督は試合後に「大事な場面でヒットが生まれたし、抑えもした。このチーム(パドレス)と対戦する時はどんな勝ち方でもいい」と振り返った。

 勝ち越し打を放ったパヘスについては「多くの場合、上位打線との勝負を避けられる。なので(彼ら以外の)選手たちが大事な場面でヒットを打たないといけない。アンディ(パヘス)はそれをやり続けている。彼はいいメンタルを持っているよ」と高く評価した。

 先発のメイは5回6失点(自責点5)、6安打4四球と苦しんだ。この乱調に「わからないけど、感情は要因だったと言っていいだろう」とコメント。今季から復帰を果たした右腕に「しばらくの間、大事な試合で投げていなかった。敵地でこの雰囲気だから、感情のコントロールをしなければいけない」と注文をつけた。

 メイの制球に課題を指摘しつつも「白旗を上げて、ブルペンに負担をかけることもできた。でも5回まで投げ切って、勝てる状態(で降板したこと)に一番誇りに思っている。それが彼の成長だ」と述べた。

 昨季ポストシーズンのナ・リーグ地区シリーズで激戦を繰り広げたパドレスとは、この3連戦に加え、16日(同17日)からも本拠地で4連戦を迎える。いきなり初戦から激しい展開となったが、「プレーオフのようだったとは言わないけど、緊迫した試合だった。楽しかったよ」と満足そうに語っていた。

(Full-Count編集部)

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