首位攻防戦に敗れ…パ軍指揮官はガックリも、滲む闘志「まだ何試合も続くよ」

首位攻防戦の初戦
【MLB】ドジャース 8ー7 パドレス(日本時間10日・サンディエゴ)
パドレスは9日(日本時間10日)、本拠地でのドジャース戦に7-8で敗れた。延長にもつれ込んだ一戦は序盤から一進一退の攻防。惜敗したものの、マイク・シルト監督は「これがまだ何試合も続くよ」と闘志をのぞかせた。
大谷翔平投手の二塁打からいきなり2点を失ったパドレスだったが、すぐさま2点を取り返すと、2回に逆転に成功。3回にはスミスに2ランを浴びたものの、その裏に3点を奪ってすぐに勝ち越した。5回にドジャースが追い付いて以降は、両軍ともにブルペンが粘り、6-6で延長戦に突入した。
しかし、パヘスの適時打など2本のヒットで2点を勝ち越される。反撃したい打線だったが、先頭のマチャドが微妙な判定で見逃し三振となり、その後に球審に詰め寄る場面も。場内も騒然とした。その後、メリルが二塁打を放って1点を返したが、反撃はそれまでだった。
試合後にパドレス地元放送局「SDPA」の取材に応じたシルト監督は、ドジャースが勝った要因を聞かれ「いい質問だね。行ったり来たりする展開だった。彼らはやってきたし、私たちもやり返した。彼らと対戦する時の典型的な試合だ。これがまだ何試合も続くよ」と、首位攻防戦らしい激闘に満足する部分もあったようだ。
「彼らが勝利した理由。10回に彼らが(パドレスと比べて)もう1本ヒットを余計に打ったことだ。最終的にそれが理由で彼らは勝利を挙げた」と、延長10回の攻防が勝敗を分けたとシルト監督。「彼らは(ピベッタ)相手にいい打撃をしていたし、私たちもメイ相手にいい打撃をしていた。違いはメイが(ビベッタ)より長く投げたことだ」と、今季12先発で6勝、防御率3.16と好投していた右腕が、まさかの4回で降板したことが痛かったと認めた。
(Full-Count編集部)