際どい判定に“悪童”マチャドがブチギレ パ軍指揮官は苦笑…「ゾーンから外れていた」

指揮官に詰め寄るパドレスのマイク・シルト(左)とマニー・マチャド【写真:Getty Images】
指揮官に詰め寄るパドレスのマイク・シルト(左)とマニー・マチャド【写真:Getty Images】

延長10回先頭のマチャドがフルカウントから見逃し三振

【MLB】ドジャース 8ー7 パドレス(日本時間10日・サンディエゴ)

 パドレスは9日(日本時間10日)、本拠地でのドジャース戦に7-8で敗れた。延長戦で決した熱戦は、マニー・マチャド内野手の判定が物議を醸す形となった。試合後に取材に応じたマイク・シルト監督は「ストライクゾーンから外れていた」と、判定に納得はしていないようだ。

 大谷翔平投手の二塁打から初回に2点を失ったパドレスだが、その裏に2点を取り返すと、2回に逆転に成功。3回にはスミスに2ランを浴びたものの、その裏に3点を奪ってすぐに勝ち越した。5回にドジャースが追い付いて以降は、両軍ともにブルペンが粘り、6-6で延長戦に突入した。

 2点を勝ち越された10回、先頭には主力のマチャドが立った。フルカウントからの7球目、外角のスライダーを悠々見送って一塁へ向かったが、球審の判定はストライク。見逃し三振で1死目を献上すると、場内は大ブーイング。マチャドも激昂しながら球審に詰め寄った。

 その後、メリルが二塁打を放っていただけに、もしマチャドが四球だったら同点ないしさらにチャンスが続いていた可能性もある。勝負の分水嶺となった場面、試合後にパドレス地元放送局「SDPA」の取材に応じたシルト監督は思わず「フフフ」と苦笑い。「ストライクゾーンから外れていた。マイク(エスタブルック)球審はとてもいい仕事をするけど………私たちは色々とチャンスはあった」と、温厚な指揮官も苦言を呈したい気持ちだったようだ。

「マニー(マチャド)は集中していたし、明らかに重要な打席だった。彼は球もよく見られていた。ボール球を見逃したら……劣勢な展開を変えることができなかった」としつつも「(球審は)人間だし、いい審判団だ。マイクもいい球審だからここで言うのは……」と、報道陣の前でエスタブルック球審を非難する気持ちは起きなかったようだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY