大谷翔平は「投げなくても惑星最高」 韓国球界も経験した右腕が抱く“敬意”

KBOを経てメジャーで活躍する右腕が対戦を振り返った
相手投手ですら、そのパフォーマンスに畏敬の念を抱く。カージナルスのエリック・フェッディ投手は7日(日本時間8日)の本拠地ドジャース戦で5回1/3を投げて無失点の好投を披露。ドジャースの大谷翔平投手は無安打に封じた。一夜明け、取材に応じた右腕は「彼はこの惑星で最高の打者だ。彼と対戦する時は最高の投球をしないと」とホッとした様子で語った。
同日の対戦では第1打席はカットボールを打たせて二ゴロ、第2打席では四球、第3打席では中飛という結果だった。この日、フェッディは6回途中まで被安打3という快投を披露。韓国球界からメジャーに復帰して2年目。カージナルスのローテーションを安定感のある投球で支えている。
大谷と対峙したフェッディは「彼にはいい球を投げないといけない。彼のようなスーパースターが相手だと、投手は自然と全力を尽くす。そんな投手といつも対戦して、結果を残しているんだから、とても感心するよ」と目を見開いた。
6日(同7日)の試合前には、大谷は投手復帰へ向けて左翼でキャッチボール。ドジャースファンだけでなくカージナルスのファンもスタンド前方に集まって熱い視線を送っていた。
フェッディは「彼がマウンドに戻ることを僕も楽しみにしている。投球をしていなくても、この惑星で最高の打者だ。しかも彼の場合走塁もできるから(対戦相手としてみたら)タフだよね。彼と対戦する時は最高の投球をしないといけないよ」。対戦相手という立場を超えて、ひとりの野球ファンとして大谷の二刀流復帰を楽しみにしている。
(上野明洸 / Akihiro Ueno)