日本ハムが北海道移転1500勝、西武が逆転勝ちで阪神撃破…10日の交流戦

勝利を喜ぶ西武ナイン【写真:小林靖】
勝利を喜ぶ西武ナイン【写真:小林靖】

レイエスが先制タイムリー、達孝太は7回0封で北海道移転後1500勝

 日本ハムはヤクルト戦(エスコンフィールド)に、3-1で勝利した。先発の達孝太投手は、初回を3者凡退に抑える立ち上がり。2回は2死から四球を与えるも得点は許さず、3回から4回にかけては4者連続三振に仕留めるなど、5回までを76球1安打1四球無失点の快投を披露する。

 打線はフランミル・レイエス外野手の適時打で先制に成功。6回には、伏見寅威捕手の適時二塁打で1点を追加した。

 達投は6回までを1安打でしのぐと、7回は先頭に二塁打を許したが、後続を3人で仕留めて得点は与えず。結果的には三塁を1度も踏ませず、7回113球3安打1四球6奪三振無失点でマウンドを降りた。

 8回は孫易磊投手が登板したが、2者連続四球でピンチを招き、河野竜生投手にスイッチ。内野ゴロの間に1点を失ったが、最少失点にとどめた。

 8回に五十幡が押し出し四球で1点を追加。9回は玉井大翔投手が無失点で締めた。達は負けなしの3勝目、玉井は2023年以来のセーブをマーク。チームは北海道移転後通算1500勝を達成した。

打線つながりロッテが連敗ストップ、佐藤都志也が2安打2得点2打点

 ロッテは広島戦(ZOZOマリンスタジアム)に6-1で勝利した先発ブライアン・サモンズ投手は、初回を3者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せる。2回、3回と四死球で走者を許すも、後続を断ち無失点。4回以降も危なげないピッチングで広島打線を打ち取り、7回までノーヒットピッチングを見せる。

 一方の打線は2回、山本大斗外野手、安田尚憲内野手の安打で好機をつくり、佐藤都志也捕手の内野ゴロの間に1点を先制する。5回には、佐藤、友杉篤輝内野手の連続安打で1死2、3塁の好機を演出、高部瑛斗外野手の犠飛で2-0とした。

 さらに6回、安田、佐藤、友杉の3者連続適時打で4点を追加。サモンズは8回もマウンドに上がったものの、今試合初安打を浴びて降板。このピンチは小野郁投手が最少失点で切り抜ける。9回は八木彬投手が3者凡退に抑え、試合終了。

 勝利したロッテは、連敗を「3」で止めた。安田が3安打1打点、佐藤と友杉が2安打2打点と打線をけん引。先発のサモンズは7回までノーヒットピッチング。7回0/3を112球1安打3四死球4奪三振1失点の好投で2勝目を挙げた。

終盤に逆転を許し楽天が3連敗、ヤフーレは7回途中3失点

 楽天は中日戦(きらやかスタジアム)に1-3で敗れた。先発はミゲル・ヤフーレ投手。初回と2回にピンチを招いたが、ここを無失点で切り抜ける。3回は2死から内野安打を許すも後続を打ち取り、4回からは3イニング連続で3者凡退に抑えた。

 打線は5回まで3安打無得点と相手先発カイル・マラー投手を捉えられなかったが、6回に村林一輝内野手の3号ソロで先制に成功する。しかし7回、ヤフーレが3安打で1点を失ったところで降板。後を受けた加治屋蓮投手は、後続に四球を与えると、味方の失策により2点の勝ち越しを許す。

 8回以降は渡辺翔太投手、今野龍太投手が無失点でつないだ。一方の打線は、7回以降1安打無得点に終わり、試合終了。ヤフーレは6回2/3を94球8安打無四死球3奪三振3失点(自責点1)で移籍後初勝利ならず。打線は5安打1得点と援護できず、チームは3連敗を喫した。

オリックスが連敗脱出、九里亜蓮は8回無失点で5勝目

 オリックスはDeNA戦(京セラドーム)に2-0で勝利した。先発・九里亜蓮投手は4回まで安打を許さず。5回表に連打を浴びるも、後続を打ち取る。援護点をもらって以降は、6回表を3者凡退とすると、7回、8回は安打で走者を背負いながらも要所で三振を奪う。8回129球4安打1四球9奪三振無失点の好投でマウンドを降りた。

 一方の打線は、4回まで1安打と相手先発・東克樹投手に苦戦していたが、5回、杉本裕太郎外野手の7号ソロで先制した。6回には、廣岡大志内野手が安打で出塁すると、1死から紅林弘太郎内野手の適時二塁打が生まれ、2点目を挙げる。

 2点リードで迎えた最終回はアンドレス・マチャド投手が締めて試合終了。連敗脱出のオリックスは、九里が5勝目、6回に記録した空振り三振で通算1000奪三振を達成した。

8回に4点を奪い西武が逆転勝利、山村崇嘉が決勝打

 西武は阪神戦(ベルーナドーム)に4-2で勝利した。先発は隅田知一郎投手。初回のピンチを無失点で切り抜けるも、2回に熊谷敬宥内野手の適時打で先制を許す。3回にも1点を失ったが、4回以降は尻上がりに調子を上げ、7回119球7安打3四球5奪三振2失点でマウンドを降りた。

 一方の打線は、相手投手陣を攻めあぐねる苦しい展開に。しかし8回裏、西川愛也外野手、滝澤夏央内野手の連続安打などで好機を演出。ここでタイラー・ネビン内野手が適時二塁打を放ち1点差に詰め寄ると、なおも1死満塁から源田壮亮内野手の適時打で同点に追い付く。さらに山村崇嘉内野手の適時打、長谷川信哉外野手の犠飛で2点を勝ち越した。

 9回は守護神・平良海馬投手が3者連続三振で試合終了。西武が逆転勝利で連敗を4でストップした。滝澤が3安打で打線をけん引。2番手で登板したエマニュエル・ラミレス投手が来日初勝利をマークしている。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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