大谷とジャッジが起こした“異例の事態” 「もはや冗談」無関係の試合に飛び火

なぜかフィリーズとカブスの中継でも話題に
最強打者論争が、異例の事態を巻き起こしている。ドジャースの大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手を巡り、2人とは直接関係のないフィリーズとカブスの試合中継でも、どちらが最強かについて実況が熱弁を振るう場面があった。
フィリーズ本拠地で行われた9日(日本時間10日)の試合で、カブスの地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」による中継で、話題が持ち上がった。ナ・リーグの本塁打王争いで大谷を3本差で追うフィリーズのカイル・シュワーバー外野手の打席中、安打に対して最も本塁打の比率が高い選手の歴代ランキングを紹介。750打席以上に立った打者の中で、1位は1998年に70本塁打を放ったマーク・マグワイア氏の35.9%、2位がシュワーバーの31.5%。3位がジャッジ外野手で30.2%という結果だった。
このデータに対し、実況のジョン・ションビー氏は「昨日アーロン・ジャッジの試合を見ました。彼は2本打ちましたが、そのうちの1本が右中間にあるブルペンを超える一発でした。この男の凄さは(もはや)冗談です」と、あらためてジャッジの凄さを強調。さらに少し経ってから突如として「少しだけ私の意見を主張させてください」と切り出した。
ションビー氏は「私はショウヘイ・オオタニが大好きです。彼はアメージングだと思います。ですが現時点、去年の開幕から彼ら2人を競わせる構図はバカげています」と主張。続けて「アーロン・ジャッジの生産性は他を圧倒しています。断トツなのです。球界で最高の打者です」と熱弁を振るい、再びジャッジを絶賛した。2人が活躍を続ける限り、最強打者を巡る論争はまだまだ続きそうだ。
(Full-Count編集部)