衝撃デビューに「おいおい神かよ」　派遣→支配下→1軍昇格→完璧火消しにファン興奮

まさかの形で巡ってきた1軍初登板

■ソフトバンク 5ー2 巨人（10日・みずほPayPayドーム）

　派遣先から復帰、支配下登録、1軍昇格という怒涛の展開の中、見事な1軍デビューを飾った。巨人の山田龍聖投手が10日、敵地でのソフトバンク戦に2番手で初登板。先発した井上温大投手が危険球で退場した後、緊急登板で1死満塁というピンチを切り抜けたことに、ファンからは喝采が相次ぐ。

　2回1死一、二塁の場面でアクシデントが発生。井上の3球目の直球が周東のヘルメットつば付近を直撃。井上は危険球退場となり、急に出番が訪れた。しかし、落ち着いて続く今宮をチェンジアップで併殺に仕留め、4球でピンチを脱出。そのまま3回を1失点に抑え、悪い流れを断ち切った。

　2021年ドラフト2位で入団するも、1軍登板なし。オフに育成契約となり、今季はくふうハヤテに派遣されると、ウエスタン・リーグで2位の防御率1.79と好投を見せていた。5月末に派遣を終えて巨人に戻ると、今月9日に支配下復帰。その翌日に1軍昇格し、急に訪れた出番で役割を果たした。

　堂々たる1軍デビュー登板にSNSでは「最高だよ山田龍聖」「おいおい神かよ」「この度胸はこれからが楽しみ」「激熱デビュー」「これからも期待してる！」「流れを渡さなかった」「がんばれ。山田はチャンスだ、掴み取れ」と期待と応援の超えが次々と上がった。