“最恐”審判のストライク判定に怒り心頭 外角へ外れる球も自信満々「大変な夜」

パヘスは外角に外れるボール球で見逃し三振に
【MLB】パドレス ー ドジャース(日本時間11日・サンディエゴ)
球審のストライク・ボールに泣かされる試合になりそうだ。10日(日本時間11日)にペトコパークで行われているパドレス-ドジャース戦で、球審を務めているのがラズ・ディアス審判。ドジャースのアンディ・パヘス外野手は2回の第1打席、外角に外れるスライダーをストライクと判定され、見逃し三振を取られる場面があった。
疑惑の判定は2回1死一塁。右腕シースの外角へのスライダーはストライクの判定。MLB公式サイトのボールのコースを示す表では外角ボールゾーンに。ボール1個ほどストライクゾーンから外れている。地元放送局スポーツネット・ロサンゼルスでも早速話題になった。
実況のジョー・デービス氏が「ストライクスリー。ストライクゾーンから数インチ外れています」と切り出すと、解説の通算204勝右腕オーレル・ハーシュハイザー氏も「ラズ・ディアス球審は今のところ、大変な夜になっていますね」とポツリ。リプレー映像が流れると、デービス氏は「際どくないですね」とコメントすれば、往年の名投手は「全然際どくないですよ」と怒りを押し殺すように言った。
ラズ・ディアス審判といえば、6月3日(同4日)のレイズ-レンジャーズ戦で、レンジャーズのタイラー・マーリー投手が4回1死で投じた外角に外れたかと思われた投球をストライクに。MLB審判のパフォ―マンスを評価する「Umpire Auditor」によると、この投球はストライクゾーンから6.83インチ(約17.3センチ)外れていたという。
パドレス-ドジャースの首位攻防戦。球審の判定に苦しむ一戦となりそうだ。