大谷翔平が貫禄6K、指揮官ニンマリ「とても良い日」 球宴前に復帰の可能性「ゼロではない」

試合前にライブBPを行った大谷
【MLB】パドレス ー ドジャース(日本時間11日・サンディエゴ)
ドジャース・大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、敵地でのパドレス戦前に実戦形式の投球練習「ライブBP」に登板。2023年9月の右肘手術後3度目で、3イニング想定で安打性1本、6奪三振と上々の内容で終え、デーブ・ロバーツ監督も「とても良い日だった」と笑顔を見せた。
マイナーの打者2人と対戦。最速96マイル(約154.5キロ)と曲がりの大きなスライダーで6つの三振を奪った。グラウンドで見つめたロバーツ監督は、「とてもよかった。速球にノビがあったね。スイーパーがとても良かったと思った。打者の2人に聞いたが、球がとてもいい感じで来ていたとのことだった」と話した。
試合での登板については「ああ、見えてきている」と頷いた指揮官。「完璧なビルドアップである必要はないと思う。なぜなら、彼が提供してくれることは何であれチームにとってプラスになるわけだから。だが私は今も彼に寄り添っているし、エルアトラッシュ医師とトレーニングスタッフがこれ(大谷のリハビリ)を進めていく。私はとにかく次の(ライブBPが)気になっているよ」と話した。
投手復帰は7月15日(同16日)のオールスター戦後が見込まれていたが、指揮官は球宴前の復帰の可能性について問われ「全くゼロではないとは、言える。つまりゼロよりは上だ。ゼロよりは上だ」とニヤリと笑った。
次回のライブBPついては「5日~7日後か、6日~8日後かな」と説明。16日(同17日)のパドレス戦から21日(同22日)のナショナルズ戦まではすべて本拠地でのナイターゲームのため、そのどこかで実施すると見られる。マーク・プライアー投手コーチによると、次回は60~70の球数が見込まれている。
(Full-Count編集部)